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2010年8月20日金曜日

湘南の嵐便り


猛暑 危暑 甚暑 過暑 渇暑 熱暑 仰暑 荒暑 傷暑 嚇暑 狂暑 兇暑 虐暑 極暑 厳暑 死暑 汗暑 凄暑 嘆暑 難暑 烈暑 乱暑 剛暑 焦暑 驚暑 叫暑 戒暑 哭暑 絶暑 刺暑 射暑 搾暑 直暑 咆暑 拳暑 蒸暑 致暑 昂暑 殺暑 厭暑 刃暑 毒暑 荊暑 獄暑 凶暑 邪暑 鬼暑 酷暑 仇暑 怨暑 強暑 劇暑 牙暑 栲暑 猟暑 暴暑 圧暑 排暑 喝暑 窮暑 怒暑 焔暑 蝕暑 犯暑 歪暑 焼暑 鋭暑 刑暑 狩暑 超暑 壊暑と、まあここまで書いていると一人の坊主頭の男の人登場。
お寺のお坊さんみたいな人がTシャツを着て首に商店街のタオル(かなり使っている)を巻き、頭から湯気を出し体は汗まみれ沢山のキャンバスを抱えトートバックを肩に掛けてどーうも、アレキサンドル今井です。どーうもお願いします、一点でもいいから絵を買って下さいお願いしますと目をギョロギョロ。



私が今手掛けている展覧会のために知人の美術館長が紹介してくれた現代アートの旗手でした。そうか確かあの洋画界の巨人今井俊満さんの息子と言っておられた。

今井俊満さんは京都生まれ、フランス芸術文化勲章(コマンドール)受賞。
紺綬褒章受賞、パリアンフォルメルの旗手として活躍。数度の癌の手術をしながら2002年、74歳で亡くなるまで一年に200人の女性と関係を持ち、75カ国5500人以上の女性遍歴を持つスーパーアーティスト。



18時間をセックスに励み、8時間寝て、8時間絵などを描く。「絵なんて一瞬にして描くもの」と対談で語っている。晩年、死を目前にしながらも「サヨナラ」「エロチカ」などの個展で話題を呼んだ。



いやはや凄い人がいたもんでした。
私の目の前の息子さんも三人目の奥さんが出て行ってしまったとか。打合せテーブルの上にアクリル絵の具をバックからバラバラと投げ出しそこいら中の紙にバンバン絵の具で直接描き出しました。

もう汗びしょびしょ。猛暑だなんのって言ってらんない程の感激ショー。
勿論参加してくれることになりました。

お願いします絵を買って下さい、を連発してエレベーターに乗りました。私の下手な絵をベタ褒めしてくれたのはご愛敬。(私も絵の具で直接描く手法)でも何やら嬉しいのでした。パリで個展しろと勧められました。中々におだて上手の人でもありました。



今井俊満画伯にならって頑張らないと。

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