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人間がこの世で生きていく上では必ず何かの影響力を受けている。
良い影響力もあれば、すこぶる悪い影響力もある。
アメリカの経済誌「フォーブス」が恒例の「世界で影響力を持つ人物」の番付を発表した。対象は各国の首脳や企業経営者だ。
それによると1位はロシアのプーチン大統領、二年連続トップのオバマ大統領は2位、3位は中国の習近平国家主席。
日本では黒田日銀総裁が39位、ソフトバンク孫社長が45位、総理大臣である安倍晋三はなんと57位だった。如何に世界の目は安倍晋三に対して厳しいものを持っているかを表している。つまり影響力は全然ないのだ。
自分が選んだ日銀総裁より下に見られてる事を知って愕然としただろう。
一年後安倍政権のままである保障は何もない、一寸先は闇だから。
ある記事にビックリした、確かイランだったと思う。
麻薬を売って死刑を執行された人間がなんと生きていたのだ。
絞首刑にされてガターンと落ちて12分、すっかり動かない、もうあの世に行っただろうと下ろすとなんと生きていた。
一日様子を見た後この人間は無罪となったという様な記事だった。
執行は二度する事が出来ないからだとあった。
絞首刑のあり方に大きな影響力を与える話だ。
日本でも絞首刑はやめて薬物にしてはとの議論がされている。
いまさら日展の審査が大ボス、中ボス、小ボス、ただのボスの系列で入選が割り当てられているなんて事を朝日新聞が朝刊一面にデカデカと書いた。
画壇、書壇、文壇、彫刻壇、およそ「壇」と付く世界はボスの影響力で決まる。
お決まりの貢物、金、酒、女性または同性愛だ。
大ボス、中ボスたちは実は殆ど弟子に書かせて最後の仕上げをチョコ、チョコと手を入れただけともいう。こんな話は今更なのだ。
朝日新聞がトップ記事に持ってきたのには何かの影響力が働いたのだろう。
今どき日展入選なんて「へ」みたいなものなのに。
書道展なんて毎年金太郎飴みたいな同じ代物ばかりだ。
私の敬愛する浅葉克己先生の書の敵ではない。全部中国の真似ばかり、中世の真似ばかり、独創性が無いのだ。
こういう悪い影響力をやたらに発揮する人は若い才能の芽を殺すので、いち早く退いてほしいと思う。
集英社は30日、尾田栄一郎(38)さんの「ONE PIECE」の単行本が累計3億冊を超えたと発表した。鳥山明さんの「ドラゴンボール」の1億5200万部を大きく上回った。
全72巻が与えた影響力は途方もなく凄い事だ。文化勲章をいずれ与えねばならないだろう。
大ボスとかの影響力のおこぼれで生きている人間のなんと多い事か。
そのおこぼれが手にできないとなると必ず密告をするのだ。愛憎の結果もある。
これは人間の持つ悪い「性」みたいなもので大化の改新以後ずっと続いて来たしこれからも永遠に続く。
私は基本的に反権力、反権威だが若い人材を育てるためにはやっぱり◯△賞は獲れよと応援する矛盾を抱えている。それ故、人々に迷惑をかけ、悪い影響(?)を与えて来た事を反省している。
私を知る若者はどうか私を反面教師にして下され。
えっ、何も影響力なんか無いってか、そりゃ結構でやんした。
今年もいよいよあと二ヶ月か。クルミパンを口にくわえながらカレンダーをめくり十一月にした。それにしても本拠地で1918年以来95年振りの世界一を目指すボストン・レッドソックスの田澤純一と上原浩治は素晴らしかった。
出歯と歯茎がこれほど美しいのを見た事がない。
全力で世界一になった後のタフな男たちの歓喜の姿に全身鳥肌が立った。
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