感じのいい人はみんなからも感じがいいといわれていて嬉しかった。
その逆に感じが悪いといわれていた人が、やっぱりみんなから感じが悪いといわれていたので人間の見る目は大きくは違わないと思った。
私の家の直ぐ側にサークルK というコンビニがある。
私は新聞やウーロン茶や雑誌を買いによく行く。
そのサークルKに「いとう」さんという25か26か27位の女性の店員さんがいる。
決して美人ではない。背は155センチ位、髪の毛は長くはなく、少し茶色だ。
「いとう」さんは私が知る限りコンビニ史上一番感じがよく、とにかくテキパキしている。こんな思いは私だけかと思ったら、息子も嫁さんも、愚妻も孫たちも、ご近所の人々も、みんなみんな「いとう」さんは最高の店員さんだと口を揃えて言う。
いらっしゃいませから始まってレジを打ち、お釣りを出し(お札を出し、大きいの一枚二枚はやらない)、レシートを出す、いらないよと言えばハイと小箱に入れる。
袋はご一緒でいいですか、これとこれは別々の袋にしますねと何から何までキビキビとして一連の動きが実にスムーズであり誠意に満ちている。
作り笑いなどはしない、自然の小さな笑顔が実に気持ちいいのだ。
結婚をしているか、していないかは聞いた事がないので分からない。
もし、していなかったら独身男性におすすめの女性だ。
きっと幸福な家庭を作ってくれるだろう。毎日は出ていない、週に二日位出ている。
夜はいないところを見ると結婚しているのかもしれない。
「いとう」さんのファンは多い。店の斜め前に「アレセイア」という男女共学の私立中・高校がある。土日部活を終えた学生が、サークルKの入り口にある木のベンチに座ってアイスを食べたり、グミを食べたり、キットカットを食べたりしている。
去る九日土曜日の夕方、そのベンチに友人の娘さんが友達二人と座っていた。
娘さんはラムネの白い粒を食べていた。友達の一人はメールを見ていた。
もう一人は何かのパンフレットを見ていた。
その横にバスケット部なのか背の高い男の子が二人立っていた。
一人はカップヌードルをすすり込み、一人はペヤングソースやきそばを食べていた。
私は知り合いの娘さんに部活だったのと聞いたら、そうですと応えた。
そうだ、今日こそ聞いてみようと思い、この店で一番感じのいい人は誰と聞くと、男女五人一斉に「いとう」さんと言った。
やはり、そんじゃ一番感じ悪いのはと聞くと「☓☓」と言った。
やはり、私も同じであった。今、あるショップの立ち上げに参加している。
ショップの命は接客するスタッフだ。この処アッチコッチの店に行ってはいい感じ、嫌な感じの勉強をしている。
「いとう」さんはいい感じ度ダントツ100%だ。
ちなみに私は不動の嫌な奴NO.1だ。辻堂か茅ケ崎に来たら是非富士見町バス停斜め前にあるサークルKに立ち寄って下さい。「いとう」さんに出会ったら私が嘘つきでない事が分かる筈です。とっても勉強になる女性です。
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