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2013年11月18日月曜日

「肉体言語」





リンゴ男子、高く舞え!イルカとなれ!とキャッチフレーズ。
“美と身体エネルギーの化学反応に一気に引き込まれた”演出家・宮本亜門とおすすめの言葉。

青森大学男子体操部にスパイダーマンの演出家が挑んでビックリしたなぁー、すごい、すばらしい、驚異的!超絶!を連発したのが、東京・代々木会場でのイベントだった。

私の敬愛する中野裕之監督が、そのノンフィクションフィルムを完成させ、十一月十四日(木)午後三時三十分〜四時五十分(作品七十八分)東京港区新橋スペースFS汐留で完成披露試写会があった(超満員)

映像試写の前に中野監督のご挨拶、トレードマークのソフト帽がガッチリと背の高い体に合って素敵だった。ある番組を見た三宅一生さんがその躍動感に感動、他のスケジュールを全てキャンセルにしてこのプロジェクトに情熱を注ぎ込んだ。
 このフィルムは、公演の準備段階から本番当日までの三ヶ月にわたる、ニュースタイルのドキュメントタッチのフィルムである。

コスチュームデザイナー、イッセイミヤケと振付師ダニエル・エズロウの演出、27人の若者たちは、地元は勿論のこと福島・埼玉・愛知などからも青森大学に入学していたガッツリな奴等。初めて与えられたコンセプトとテーマ。

高校・大学の監督やコーチとの格闘と猛練習の日々、中野監督は撮影監督もするのでその一部始終を追う。カツ弁を食べる者、唐揚げ弁を食べる者、福島訛り、愛知訛りの若者たちが青森訛りと、オレたちのアイデアも生かすでヨォーと、笑い、ほうばり、空中に舞い、マットの上に転がり、信じられない縄跳びをする。

集結、団結、飛散、飛翔、27人は個となり、疾走、拡大、また一匹ずつの魚になり、イソギンチャクになり、大波になり、一本の縄になり、一枚の布となる。

このフィルムを見て人間は、海から生まれた生物体である事を知る。
ファッションの原点がきっと海に打ち上げられた樹々の蔦ではなかったかと想像させられる。それを纏って糸として布としていったのではないだろうか。
肉体言語(ボディランゲージ)の映像に感動してほしい。

十一月三十日(土)〜一週間限定モーニング上映・テアトル新宿。
連日午前十時〜。三十日と十二月一日には中野裕之監督の舞台挨拶も予定されている。
スペシャルイベント、十二月十二日(木)、日本一の音響を誇る立川シネマシティ・シネマ・ツーへ是非。十九時会場、十九時半開演、みなさんの友人知人をお誘い合わせて下さい。

またこの頃すっかり感動を忘れてしまった人々に。
この頃すっかり体が硬くなって、ハリもお灸もマッサージも効かなくなった人々におすすめしたい(相当体がほぐれます)。

また若き映像作家たちに、中野裕之監督の取材の優しさと編集の素晴らしさを学んでいただきたい。「FLYING BODIES

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

感動する事で気が巡り
鍼、灸、マッサージが
効きやすくなったり
逆に施術を受けて
気を巡らせてから
観賞すると感動倍増と
なるかも知れませんね。