昨夜東京発小田原行通勤快速に乗って帰宅した。
余程深酒でもしない限り私は列車の中でコックリコックリすることはない。そのコックリを久々にしてしまって座席にメガネを忘れてしまった。何回も忘れては奇跡的に帰って来たメガネであった。
家に帰り知人から送られて来ていた本を読もうと思ったらどこにも無かった。
サラバ、アバヨメガネである。
子どもと親のため「ハチ公物語」日本中が泣いた日とタイトルがあった。
ハチ公、没後80年に送る感動の物語!と腰巻きに大きな文字。
忠犬ハチ公から人々はなにを感じたのか?銅像には、どういう思いが込められているのか?
どうして、ハチ公の死に日本中が泣いたのか?と書いてあり、ハチ公と人々の交流から「愛情とはなにか?」「本物の幸せとはなにか?」を考える。
と少し大きな文字に書いてあった。
私などどんなに疲れて帰っても愚妻は、おかえりなさいも、おつかれさんのひと言もない。
ごはんは、食べて来た、でおしまい。もっとも尾っぽ振ってベタベタされる方が嫌いだ。
外でしゃべりまくっているので家ではしゃべらないのがベスト。
落語家や漫才師、芸人、役者たちが家ではほとんどしゃべらないのと同じだ。
阿久悠の作詞の中に、「女は無口の方がいい」というのがある。
一日中家でゴソゴソしてワイドショーを見て家に帰った亭主にアレコレスポーツ新聞の芸能記事をなぞるように
しゃべりまくる女房族も多いとか。
ウルセイナカンベンしてくれよの気分だと思う。
さて、「ハチ公物語」だが、著者は須田諭一さん、値段は1200円+税。出版社はメトロポリタンプレス。
愛犬家の方にぜひおススメしたい。又、子どもさんに読んであげるといい。
いかにハチ公はウルセイ女房よりか愛情が深いかがわかる256ページ活字も大きい。
愛犬家にとって愛犬の死は途方もなく悲しい。
やさしさ100%の友人の一人はミニチュアダックスフンドを先日亡くしてしまった。
私の後輩の社長は三匹飼っている内の一匹がいよいよアブナイとずっと看病をしているとか。
パグとかいう犬だ。犬は無口というよりしゃべれない。
それ故愛犬家にとってもどかしく悲しいのだ。
どこが痛いんだよ、どこが苦しいんだが分からないからだ。
ある調査によると、浮気をし合う夫婦は会話が多いという。
お互いにボロかくしをし合うかららしい。
そしてその会話からボロが出て大ゲンカ、やがては書類に判子を押し合うこととなる。
結婚生活を平和で長続きさせる最大のコツは、「余計な会話をしないこと」といった哲人がいた。
愛犬家の方ぜひ須田諭一さんの本を買ってあげて下さい。
人間はヒトを裏切る。犬はご主人を決して裏切ることはない。
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