ページ

2017年2月10日金曜日

「ある格言」



アメリカのビジネス界にはこんな格言がある。
「ゴルフ場で得た仕事(クライアント)は、ゴルフ場で失う」この格言の意味することを解釈するには、それぞれの見方がある。

本能寺の変を起こして織田信長を殺した明智光秀は、信長から京に来る徳川家康の接待を任せられた。その接待のメニュー(方法や料理)が信長は気に入らず他の家来の前で、薄くなった頭を打たれた。プライドの高い光秀はそれをずっと根に持った。

歴史小説家はまるで見ていたかのように、このキンカン頭め、と信長はいったとか(?)と書く。戦国大名はいかに領地を守るかに生死をかけていた。
織田信長は贈り物や接待の天才でもあったという(?)。
武田信玄、上杉謙信などの有力者には、事細かに贈り物を送った。
また、逆に武田信玄や上杉謙信も接待、贈り物の名人でそれぞれアチコチに目配り、気配りをした。

接待や贈り物はセンスだとアメリカのビジネス界の格言は教える。
高ければいいというものではない。
つまり徹底的に相手の情報を得よとのことなのだろう。

「ゴルフ場で得た仕事はゴルフ場で失う」という一つの解釈は、相手を満足させるセンスと情報をより多く持ったライバルが現れると、そこに仕事を持っていかれるよとなる。
ゴルフをする方々なら分かっていると思う、「ゴルフ場では仕事の話はしてはいけない」。

さて、我が国のトップとアメリカのトップがゴルフを共にするという。
テレビなど各局は、使うクラブは何とか、ハンディはもらうのかとか、スコアはとか、チョコレート(お金)をかけるのかとかバカバカしいことに時間をかけている。

戦国時代は刀や槍や鉄砲の戦いより、情報と接待の戦いであったと言っても過言ではない。豊臣秀吉などはその名人であったという。
何しろ大名たちは領地を守るためには大切な家族の中から人選をし、人質という命を相手に贈った(?)位だから。
ともあれアメリカのゴルフ場で我々の命をチョコレートの替わりにしては困ると思うのだ。

ゴルフの中継をするテレビ局はさすがにないようだ。
くれぐれもショットではトップ(ミス)をしないように。
負けるが勝ちともいう。グリーンにのっただけでOKは出さないように。
ちゃんとカップインまで。

0 件のコメント: