厳重な警備というより内乱の鎮圧中、あるいは戒厳令下というような中でオリンピックはスポーツの祭典と言えるのだろうか。
ロシア「ソチオリンピック」はテロの恐怖の中で行われる。
白い雪景色が赤い血で染まるかも知れない。
アマチュアスポーツの祭典がいつからか商業主義オリンピックになってしまった。
また政治色も色濃いものになってしまった。
ロシアでは聖火リレーは車で運び、ちょっと降りてちょっと走り、また車で移動するというリレー方式で、オリンピックの火を前進させている。
装甲車や機関銃を持った人間がガードを固める。
金メダル、銀メダル、銅メダルを期待された選手たちはドーピングすれすれの薬を使用せずには期待に応えられない。女子のアスリートたちは女性である事を示す体の証を薬によって調整しなければならない。心身共にボロボロになるアスリートも多いという。
観客である私たちはいい気なものでミカンや煎餅をボリボリ齧りながら何やってんだよとか、しっかりしろよとか、根性出せもっと気合を入れろなんて言いたい放題だ。
日本選手団のファッションを見て、なんてセンスが無いんだと思った。
まずはファッションで金メダルを目指せだ。
東京オリンピック2020年の時はいいデザイナーに頼んだ方がいい。
ともあれアスリートの活躍と無事の帰国を念じている。
おみやげで頂いた「栗かの子」があまりにも旨いので二缶も食べてしまった。
この味は和菓子の金メダルだ。
深夜二時過ぎから四時過ぎまで友人から借りた2000年代の中国のドキュメント映画(全部で九時間余)を観ていたら気持ち悪くなってせっかくの「栗かの子」を戻しそうになった。中国14億以上の国民の内、13億以上はきっと今もローソクの火を頼りにまるで糊のようなおかゆの鍋を、何人もでむしゃぼり食べているのだろう。
一方、冬のオリンピックでも中国勢が台頭して来ている。
全く「金」の無い民と、「金」メダルを目指すアスリート、中国は超格差社会となっている。彼の国とはモメない方が得策だと私は思う。ラーメンを支那そばという位に止めて置いた方がいい。