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2010年1月18日月曜日

人間市場 チンケ市

人を決して信じない、人に任せない、信じられるのは金、金、金だけの人。
沢山見て来ました。ほぼ全員地獄を見ています。又、今現在地獄に向かっています。本人は目の前の預金通帳の数や持ち株や金庫に隠したお金を見ると自分がまさか地獄に堕ちるとは思わないのです。


お金はお足ともいいます、逃げ出すと足力が凄いのです。お金ばっかり追っていると家族を失い、友を失い、恩人は怒り、知人は呆れ返り離れて行きます。


ケチでチンケな奴は裏の世界では最も嫌われます。あいつは器量がない、金離れが悪い使えない奴と言われ蔑まされるのです。問題は本人が気付いていないのです。


ケチでチンケな奴ほど逆の事を言います。あれは俺が買ってやった、あそこは俺が払ってやった、あいつにはいつも小遣いをやっている、あの女には随分と注ぎ込んだぜ、えらい金がかかる女でな、なんて格好いい事言う、が実態はこうなる。女の言い分、あの人は本当ケチで金にブシイ(シブイ)のどういう家で育ったのかしら、異常に金、金、金。私には一円だって渡さない。買い物に行く時必要な額を言うとそれだけ、必ず領収書を持ってこい、お釣りを出せだもんね。その内地獄を見るわよとなる。


拝金主義者は絶えず恐怖心を持っている。疑い深くこんなにいい思いがいつまでも続く訳がない、もしお金がなくなったらどうしよう、一、二、三、何度も通帳の数を勘定し数字を確認する。淋しい人生なんです。お金がある不幸とお金が無い不幸、人の心の中は金色の闇、人間は難しい生き物だ。


私はお金は無いけど幸せ者です。少しお金が入ると映画や本や音楽や絵本や若い人材を育てる為に使ってしまいます。愚妻には知らないわよ、勝手ばかりしていてと言われます。
後は食べて飲んで旅してオケラになるのです。人はお金に付いて来てもそれだけ無くなれば直ぐ離れて行きます。(小判鮫たちです)私がしっている拝金主義者の末路の一部を紹介します。
一人は交通事故であっけなく。
一人は全身癌が転移しています。
一人は自分の息子に殺されました。
一人は内妻に突き落とされました。
一人は自ら死を選びました。
一人は愛娘がヤクザ者に連れ去られ息子が外国で麻薬の不法所持で捕まりいつ帰れるか判らない。
一人は生涯ただ一度身内の保証人になり家を取られたのです。
一人は放火にあい何もかも失いました。燃えないはずの金庫の中のお札は熱でほぼ消えていました。
一人は未だ行方不明。


えらい暗く嫌な話ですみません。
宇宙飛行士が「神」を見てしまい何人も数奇な運命を辿っています。拝金主義者はお札という「紙」を見て数奇な運命を辿るのです。その確率はほぼ90%です。ある人間が蛸の吸盤の吸い付きを見て地下足袋を思いつき大ヒットしました。
そしてゴムの加工技術で旅客機や戦闘機のタイヤを作り、戦争成金となり車社会の到来でタイヤメーカーとして発展させ莫大な利益を生み出しました。


その一族が黒い鳩となっています。あんまり凄い金満一族なので私と違って一桁二桁金銭感覚が違うのです、ただはっきり言える事は地獄への入り口に立った事です。


一度ガタが来るとガタガタになるのです。少しだけ、気持ちだけ、恥をかかない位で丁度いいのが、お・か・ね。持ち慣れないのを持つと、ああオッカネェです。
ある取材で兄鳩は弟鳩の事を、僕たちは父親が違うからあまり兄弟愛は無いかもしれないと言ってました。既に生き地獄の中に居るのかもしれません。
兄鳩のギョロ目誰かにソックリです。ご想像にお任せします。

1 件のコメント:

sakon さんのコメント...

現実的でかなり怖い話しですね。そんな人をたくさん見てこられたんでしょう。ですので、怖さが一番分かっているのが東本さんなのですね。