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2020年2月4日火曜日

第16話「私はかわうそ」

私は「かわうそ」である。主な主食は嘘八百だ。中井貴一主演の「嘘八百」の一作を見たが、近々二作が上映されるとか。私かわうそは昨日朝六時になっても眠気が起きず、映画を見たり、小文を書いたり、新聞を読みながらテレビのニュースを見ていた。中井貴一と共に広末涼子が舞台あいさつをしていたが、その甘ったるいカマトトぶりに、気色悪くなった。世の男はこういうカマトトに、すこぶるヘロヘロとなるのだろう。私かわうその住み家はお堀の中や国会議事堂のある永田町とか、役人たちが働く霞ヶ関である。何故ならこの周辺には、私の主食である嘘八百がいくらでもあるからだ。あまりにも嘘八百が多いので食べすぎて太ってしまい。かなり運動不足となっている。で、時々泳いだり、皇居の周辺を歩いたりしている。映画の「嘘八百」は、書画骨董のだまし合いでドタバタとする。国会での嘘八百は特に総理大臣と菅官房長官がつく。陣傘議員は汗をかきながら嘘八百をつく。嘘一色であるようだ。安倍晋三総理大臣は、岸田文雄政務調査会長に禅譲したいようだ。そうはさせじと石破茂元幹事長が動くが、兵隊が集まらない。かつて敵前逃亡した事がある。(自民党を離れた)もしかして、ひょってしてと思っていた大実力者菅官房長官は、嘘八百の役目を押しつけられて、令和おじさんから、それは当たりませんおじさん、まことに遺憾おじさん、すっかり嘘八百おじさんにされてしまった。ならば私かわうその選挙区から出ている河野太郎防衛大臣をかついでと思うが、何しろ変人で、言うこと、やることに信念がなく、コロコロと変わってしまう。変人だからすぐ変節する。次に小泉進次郎はすっかり不倫人になってしまっている。高級別荘地のホテル代とか都内高級ホテルの代金をすっぱ抜かれて、話題は育休だけ。きっと夫婦間が乱をきたしプッツンして、自分を壊すといずれ政治家をやめるかも知れない。後は兄の小泉孝太郎がいる。この人はいいかんじだ。私かわうそは皇居のお堀によく入って、嘘八百を食べつつ世の動きを泳ぎながら見ている。「官僚の仕事」なる本が売れているらしい。なんでも国家公務員のいちばん難しい試験を受ける学生が半減しているらしい。徹夜、徹夜で嘘八百を作成したり、破棄したりするのが嫌いらしい。正義感を持って入省しても、あっという間に小悪人になってしまう。上司のためなら命をかけると黒澤明監督の名作「悪い奴ほどよく眠る」の中で、役人の掟を暴いていた。政治家にへいこらしているが、内心は小バカにしているのだ。私かわうそは今楽しみがある。いよいよ私かわうその期待する人物が、出て来ると思うからだ。有史以来今ほど嘘八百がまかり通っている時代はないだろう。戦争中の大本営発表に等しい。私かわうそは、大好物の嘘八百を食べすぎて、血液検査でみんなNGが出るだろう。それにしても六代目山口組の若頭の家はでっかいね。まるで超高級旅館みたいだった。こっちには近づかないことにする。ちなみに中国にいた友人の話だと、中国政府の発表の数字は、だいたい10分一なんだとか。嘘八百なのだろうか。(文中敬称略)

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