三月二十九日花巻市北上川沿い、中村光一氏撮影、朝日新聞の心の風景という日曜版にこの写真があり思わず息を飲んだ。
この風景は長谷川等伯も小林古径もあらゆる日本画の名人、達人も描く事が出来ないだろう。
宮沢賢治の生まれ育った地、賢治風に言えばドドドドドーっと白い雪が降って来てザザザザザと風が吹いたのだろう。
かつて日本はとんでもなく美しい国であったのだろう。万葉集が生まれ、童謡が生まれ、奥の細道が生まれた。しばしこの写真を見て心を洗って下さい。
中原中也の「汚れちまった悲しみに今日も小雪の降りかかる」この頃自分の心もすっかり汚れちまった。
近々心を洗う旅に出る。
種田山頭火に尾崎方哉に宮本常一になってみる。
「花に嵐のたとえもあるさサヨナラだけが人生だ。」美しい連れと気の向くままに暫く歩き続ける。
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