東大、藝大は別格として、早慶、一橋、上智のすべり止めといわれる大学がある。
第一群「MARCH」と呼ばれる、明治、青学、立教、中央、法政。
第二群「日、東、駒、専」これは日大、東洋、駒沢、専修。
第三弾「大東亜帝国」大東文化、東海、亜細亜、帝京、国士舘。
第四弾「関東上流江戸桜」関東学園、上武、流通、経済、江戸川、桜美林。
関西第一群「関関同立」関西学院、関西、同志社、立命館。
関西第二群「産近甲龍」京都産業、近畿、甲南、龍谷。
※ 医大、美大、地方の国大は別とする。
私は別格の大学以外は大学の四年間一生懸命遊べと言いたい。
いい友、いい先輩を作る事に四年間を使って欲しい。何故なら私の長い就職に於ける面接経験で学歴を重視した事は一度もない。
四年間何してたと聞く、ハイ勉強してましたなんて答えたら即終わり。
最近女の子と恋したかい?エッ(?)最近読んだ本一冊言って、最近観た映画は、コンサートは、劇は、歌舞伎とか好きかい、その安っぽいスーツはどこの、何で靴が汚れてんの、君なんで面接に来てるのに爪が伸びてるの、爪の中が汚れているよ、いつもそうなの?君は自分を海科、山科、沼科、河科、草原科に分けると何科だい?普段はどんな格好してるの、大好きなミュージシャン一人言って、バイトは何をやっていたの、この辺になって来ると学生さんは顔には汗がびっしょりとなる。
お父さんお母さんのスネかじってその程度の大学しか入れなくては君に学力は期待しないけど、自分の一番の取り柄を一つ言ってくれる。
一人は馬鹿です、一人は暗いです、一人は酒が好きです、一人は根性あります、一人は空気みたいです、一人はスーツにアロハです、一人は坊主になると東条英機に似ています。よし気に入った、入社決定となったある面接結果です。
彼等の出身校を後から見ると、馬鹿は青山学院二部、暗いは中央大学文学部、酒が好きは明治学院大学、根性あります高校卒、空気みたいは明治大学文学部、スーツにアロハは中央大学法学部、坊主になると東条英機は上智大学新聞学科。
後の人は専門学校や無学歴に近い人が多い。会社という個性を創るにはその人間の持っている目の輝き、声の出し方、声の質、体から出る気配が大事、コーヒーかお茶を出してあげてそれを飲むか飲まないかでセンスと育ちが判る。飲み方でも判る。
アロハシャツにジーパン、テーブルの上にレイバンのサングラス、目つきの悪いヤクザみたいな男に面接されているより脅かされている様な時間、そこで一人の男の人生が生まれる。私なりに真剣勝負である。その他の人間との個性のバランスを頭の中で考える。
私はワンパターンの就活スーツというのが気に入らない。
面接はいつも着ている格好の方が本人の個性がよく判る。私の面接成功率は八割から九割は大成功。みんな期待通りに個性を発揮してくれている。今や独立して立派にやっている者も数多い。文学者になった者も画家になった者もサンドウィッチを創って大成功した者、花屋さんになった人、様々に成功してみんな今も付き合っている。
一つの仕事に一生をかけよう等と思うことはない。その為には二流、三流、無名の大学に入ったら徹底的に遊べと言いたい。サーフィン、山登り、沢登り、カヌー、釣り、マンガ、落語、バンド、昆虫採集、SL写真、バードウォッチング等々ひたすら日本中を歩くのもいい。病的でなければ色んな事をやり、いろんな人たちと会う事だ。
ちなみに私の人生を支え会社を伸ばしてくれている幹部10人の内、大卒は和光大学のみ、高卒、専門学校出身が多い。
一人は三十六年、一人は三十五年、一人は三十二年、二人は三十年、一人は二十五年、二人は二十三年、二人は二十二年、記憶が確かなら面接した日から今も一緒に戦っている。目に狂いは無かった、素晴らしい人材たちである。
我が社の人材募集のキャッチフレーズは、「社長以外はみんないい人です」だった。
ある会社が八人全員東大卒の人間で会社を起こしたら一年も持たずに解散した。全員が俺が自分が私が四番打者だと思っていたからだ。
色んな個性が集まっている集団、例えば真田十勇士みたいな会社が最も強く理想だと思う。社員は現在65人(?)、私は経営にはほとんどノータッチだ。
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