「鱧(ハモ)」 ウナギ目・ハモ科に分類される魚の一種。
沿岸部に生息する大型用食魚である。
全長1メートル、最大で2.2メートルに達する大物もあるという。鱧という魚はよく噛み付く事から「食(は)む」が変化したらしい。一見ウナギの親方の様で蛇の様でもある。
鱧は京都の夏料理の代表である。
鱧の湯引き、鱧鍋、鱧の照焼き、鱧の茶碗蒸し、鱧のお吸い物、鱧入りおこわご飯と鱧づくしを年に一・二回食べる。
鱧もそうだが虎魚、メゴチ、真ゴチ、海豚、鮟鱇等見た目は悪い魚ほど味は繊細にして奥深くギラギラ脂ぎっていない。
達観というか自省しているのである。
自分達は見たところ酷い面構えです。しかし決して悪物ではありません、一度食してみてくださいきっとその味にご満足いただけると思います。
私なども見た目は与太者そのものいい歳をしてジーパンにアロハシャツなどを着てヒンシュクを買っている。私にとって黒いスーツにアロハは制服と同じである。
「人間見た目が全て」というような本がベストセラーとなったが本当にそうだろうか。
ある友人が凄い美人と結婚した。
誰もが認めるその美しい女性は不感症であった。
新婚旅行で初めての夜、旅館でいよいよとなった。友人は胸をときめかせた。お見合い結婚であった。その時一生懸命頑張る友人を見るでもなく壁に掛かった絵は誰それの絵とか掛け軸の文字についてブツブツ講釈を言い続ける。友人はすっかりシラケてしまい以来不信に陥ってしまったらしい。その後どうなったかは想像にお任せする。
ある時こんな事が話題となった。
何故外人の連れている女性に美人はいないのか、どちらかというと鱧とか虎魚とか真ゴチとか平目系が多い。そうだよな、まず美男美女は見たことないよなと全員言った。
一度日本人女性と結婚した外人に聞いてみようという事になった。
で、ある夫婦とランチ、ワインを飲みながら一気に本音に迫った。何でやねん、何でだったの、どうしてと聞いた。と外人さんは長い間愛し合うにはSEXの相性が一番大切だんねん、上と下は違いますねん。
上とは顔及び見た目の事、上がナンボ良くても電気消せば見えやせんやんけ、大切なんは下や、ここや(下は性格を含む、こことはハートでんねん)ココがスカスカパカパカではいけませんねん、絶対長く続きまへんのや。
日本人の人、外見を重んじるけどわてら外人は中身が大切でんねん。
スカパーとは絶対ウエディングせんのや、と明快に応えてくれました。骨董の世界で名器いうやろ、アレと同じや、名器でんねん私の嫁ハンはと言いました。
変な関西弁であったが説得力十分であった。
その名器の女性というか嫁ハンは薄っぺらい平目顔であったが黙々とパエリアを食べていた。
成田離婚というのがあるが、あれは新婚旅行でどっちかに問題があったか、両方に問題があったかである。童貞と処女等が結婚しようとしていたら是非反対して下さい。何事も試運転が大切です。リコールされますから。
ちなみに神田明神下に左々舎という鱧料理の上手い所があります。
友人の食通加藤雄一氏の一押しのいい店です。
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