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2013年6月13日木曜日

「ベーコンの顔」


フランシス・ベーコン ※転載しております


プロ野球が開幕したと同時に、ホームランバッターでない選手がボカスカホームランを量産している。昨年までならポキッと折れていたはずがヒットになる。
レフト、センター、ライトフェンスを超えないはずがバンバカフェンスを越える。
本当に真芯に当たれば、上段じゃなく場外となってしまう。

日本プロ野球機構がやっぱり噂されていた飛ぶボールに戻していたからだ。
そんな事はない、昨年と同じ反発力だとバックれていたが、昨日やっとこさ飛ぶボールに変えた主旨をというか言い訳を公表した。

ストライクゾーンもボール半分くらい狭くなったり、広くなったり主審によりマチマチとなっていた。統一球で狭いストライクゾーンだったはずが各球場で違っている。
球場には投手の癖から投げる球、打者の狙っている球を見破るスパイだらけ。

各チーム共通しているのはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場した選手の殆ど調子が出ていない事だ。
内海、杉内、澤村、前田(建)、長野、稲葉、神様井端様とあれだけ活躍した井端はまるで別人となっている。 
WBCでイマイチであった田中(将)や能見はガンガン勝っている。

 スポーツ選手の体は精密機械と同じで一ミリ、二ミリのズレで調子が崩れる。
その微妙な調整時期にWBCの試合に出るからシーズンに入ると調子が出ない。
六本木辺りで遊びまくっているWBCとは無縁の外人選手がボカスカ打ちまくり、打率上位を占めている。

不満と不信の塊となった日本選手の顔は、ピカソのゲルニカや、フランシス・ベーコンの描く肖像画の様に歪み、変形してしまっている。
気の毒にWBC疲れがどっと出ているのだ。

柔道界のケジメのなさ、レスリング界の公然としたロビー活動の酷さ、野球界のルールのルーズさ、オリンピック招致に血眼になってロビー活動する国辱的な猪瀬知事の英語のスピーチ(聞くに耐えない)。

どうして日本国というのは何もかもが玉虫色でアンフェアでデタラメなのだろうか。
未だに島国根性なのだ。アメリカのメジャーリーグの監督、コーチの第一の仕事はいかに選手生命を長く保つかだが、日本では目先の勝ちだけにこだわり、選手を潰して行く。


日本ハムの有望な新人選手が高校野球じゃあるまいし、投手と打者を交互にやらされている。右投げ左打ちだから投げる右手は打つ時相手投手に対して右手の甲を向けて構える、そこにデッドボールが当たって骨折したらもう投手としてはお終いになる(選手生命も)。

日本プロ野球をいずれ背負って立つ逸材を大事に育てて欲しいと願う。 
DeNAはホームでの交流戦は111敗だ。スパイ活動をしていないのかもしれない。
正直者中畑清がんばれだ。

ちなみにセ・パ両リーグの本塁打数は、昨年610日時点で325試合で296本、今年は10日現在512本である。

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