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2013年6月6日木曜日

「机上の空論」




ヴィンセント・パターソンという振付&演出のカリスマがいる。
マイケル・ジャクソンやマドンナもヴィンセントの抜群のアイデアに力を得て、世界中を虜にしたPV(プロモーションビデオ)を生んだ。

シルク・ドゥ・ソレイユではエルビス・プレスリーをまるでサーカスの様に再現した。
名作、名品、名人の影には必ず振付けをつける人、影の人間がいる。

その社長の人物を知りたければ、その番頭を見ると分かる。
その親分を知りたければ、その若者頭を見ればいい。
その総理大臣の実態を知りたければその官邸を見るといい(といっても一般人は中に入れない)。


外国の大統領にはちゃんとした振付師がついていて立ち振舞から笑顔、泣き顔、怒髪天を突く顔まで振付ける。またその日のスーツ、ネクタイの色、ワイシャツとのコーディネイト、靴や靴下の色まで振付ける。

現在の総理大臣である安倍晋三は何故髪の毛が真黒か、歩く速さ、手を挙げるタイミングが何故いつも同じか。
演説の原稿には漢字の部分に全てフリガナがあり、ト書き(振付プラン)には、ここで前を向く、手を広げる、水を飲む、息をつぐ等々が書き込まれている。

株価を作り上げる振付師は日銀の黒田東彦総裁だがこのひとは一日中でも自らの理論をしゃべり続ける自信過剰人間、だがその麻薬的手法は大間違いである事が見えてきた。
経済学者等というのは会社を経営した事のない人間なので過酷な会社経営の戦場では全く使い物にならない。

始末の悪い振付師の集まりが有識者会議だ。
何十人も集まっているがしゃべるのはほんの少し、何もいわず日当をもらって帰るお粗末な人間ばかり。そもそも「有識者」なんて誰が決めたのかわからない。

もし自分が自分でオイラは、アタシャ有識者だなんて思っていたらオメデタイ度100%だ。講演のギャラを上げる肩書きと名誉が欲しい浅ましい者共だ。
アベノミクスはアベノリスクとなってきた。
アベクロミクスはアベクロミスとなり、官邸内では「何だいあの黒田のヤローでかい口叩きやがって、やってる事が全然アベコベミクスになってるじゃねーか」と大混乱。
罪のなすり合いをしているのではと予想される。

机上の空論という振付けほど国民を苦しめるものはない。
第二次世界大戦も机上の戦争では大勝利であったと伝えられている。
小さな会社の経営という四苦八苦を味わっている人間から見れば有識者なんか何人集まっても「へ」みたいなものだ。

私ならヴィンセント・パターソンを呼んで来て振付けを頼む。「マイケル・ジャクソンの今夜はビートイット」みたいにやって下さいとね。ちなみにCM業界で今いちばん稼いでいるのは振付師さんたちなのです。

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