大自然の営みは実は極めて単純である。
生きとし生けるものはひたすら食べ物を求めて行動する。
「大」は「中」を食べ尽くし、「中」は「小」を食べ尽くす。
肉食動物は弱肉強食であり続ける。
草食動物は緑の大地を食べ尽くし茶色の大地に変色させながら1000キロ、2000キロを大移動する。果実や木の実を食べる生き物たちは木から木へ、山から山へと大移動する。
十二月十九日(木)午前三時、動物の生態のDVDを見ていた。
モンゴルの大地を猛烈な食欲で移動する200万頭のモウコガセガル(鹿みたい)、アフリカのサバンナを貪欲に食べながら黙々と移動する。
ヌーの大群、北海道から九州位の距離を食べ尽くす。
オーストラリアの海底では数万頭のジュゴンの群れがアマモを食べ尽くして行く。
1日50キロのアマモを食べるという。
猛吹雪の山の中、ニホンザルの大家族の群れは、生き抜くために飛んで飛んで食物を求め続ける。世界中の大地で、海で、海底で、山々で生きる事と子孫を残す事が行われている。
それは圧倒的な動的な美の世界でもある。
官僚たちは自分たちの地位向上と、天下り先と、欲望を満たすためにはどんな手段も選ばない。この世で一番悪質で巧妙で貪欲な生き物といえるだろう。
来たる年、我々弱者は増税、増税、増税にさらされる。
官僚たちに追い込まれ、生かさず殺さず食べ尽くされる。
そして日本という国は米国という貪欲な国に、生かさず殺さず食べ尽くされて行く。
日本国民という群れを引張っている現在のリーダーは、全体主義に向かうのだと言い出している。シリアや北朝鮮で起きている事は決して対岸の話ではない。
早朝テレビにチャンネルを替えると、餃子の王将の社長が銃撃された。
不吉な時代が始まった。
昨夜中学の大先輩が神楽坂の「文ちゃん」という名店で焼き鳥をご馳走してくれた。
今は亡き、中村勘三郎がこよなく愛した店であった。うまかった。たのしかった。べんきょうになった。
外は雨がヒタヒタ降っていた。大先輩が傘をさしてくれた。
オイ、そば食って帰ろうやと言った。ヘイ、お供いたしやす、てないい夜であった。
大先輩はいつもオシャレで格好よかった。かつて東急文化村の社長をしていた。
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