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2013年12月26日木曜日

「良き年を」




今年最後の400字のリングです。

十二月二十五日列車内は酒の臭いでいっぱいでした。
家に帰りテレビをつけると、四十年の時を経て初共演という「吉田拓郎」と「小田和正」がギターを持って唄い始めました。

午後十一時四十三分十二秒。
吉田拓郎作詞・作曲の名曲「今日までそして明日から」です。
癌と闘いながら唄う吉田拓郎の姿に目頭が熱くなりました。

♪〜わたしは今日まで生きてみました 時にはだれかの力を借りて 時にはだれかにしがみついて わたしは今日まで生きてみました…そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと。

生と死が行ったり来たりしている、かつての暴れん坊が求道者の様でした。
今日生きていたからといって。明日生きているとは限りません。
吉田拓郎の少しいがらっぽくなった声に達観を感じたのです。

また明日から生きて行こう、そう思いながら眠りにつけばいいんです。
そして朝が来た事を知ったら、ごじゃごじゃ言わず、あれこれ悩まず前に向かって行こう。人生は毎日がスタートラインというではないか。振り返らない後には夢がないから。
皆々様に良き年が来ます様に。

新年九日より発信を再開する予定です。

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