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2018年7月31日火曜日

「クラゲの如く、漂えど沈まず」

真っ黒なユニフォームになって甲子園を目指す野球少年たちと、真っ黒な背広を着て、真っ黒に腹を汚し、恥知らずの官僚たち、政治家の間で蠢くコンサルタントたち。このところ役所の人事が続々と発表される。前にも書いたが、主要な人事の99.9%は東大法学部卒である。この人間たちにとっての興味とは、出世街道を順調に進んで、いかに権力に近づき、いかに天下りの先に着くかである。野球少年たちが炎天下のグラウンドで汗と土にまみれて、正々堂々と戦い、互いの健闘を固い握手で讃える。そして勝者にエールを送り、学ランに身を包んだ応援団は選手たちに汗びっしょりの応援歌を校旗と共に送る。一方汚れた男たちは、黒い料亭の一室で、あらん限りの悪知恵を出し合い、お主も悪よのオと薄笑いを浮かべて、ウヒヒヒとその悪知恵の先の果実をいかに分配するかを練る。昨日の台風が今までと全く逆のコースを動いたように、この国の行方が異常な、かつてない、考えられない、信じられない逆コースに向かって動いている。来年の参議院選挙は多分同日選挙となるだろう。いくら阿呆な野党も共闘をする。庶民をバカにしたシッペ返しが必ず起きるだろう。自民党の暗闇は続く。 国家大計を考えている人。 民衆はその人物を待っている私は先日保土ヶ谷の34サーティーフォースタジアムで、野球少年たちから大いに学んだ。特に相手校の横浜隼人高校のグラウンド掃除は圧巻で心を打たれた。ウソ、ウソ、ウソとインペイ。野球であればルール違反で退場である。これからの一年で、日本の進路は変わる。逆方向には向かって欲しくないのは当然である。冷や飯を食べている人物は、じっと今は身を表に出すべからずだ。江ノ島の水族館のクラゲのように、開高健の言うように、「漂えど沈まず」がよい。ただし毒は持ってなければならない



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