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2019年6月5日水曜日

「初任給1000万円」

くら寿司「求む! 新卒」。回転寿司大手の「くら寿司」は、2020年春の新卒採用で初年度から年収1000万円となる幹部候補生を10人募集すると発表した。(4日の朝日新聞)通常の採用枠役220人とは別枠で募集される。応募資格はビジネスレベルの英語力を持つこと。採用されれば、最初の2年間は国内店舗や本部で、その後1年は海外店舗などで研修を受けた後、各部署に配属。部長職に相当する業務を担い、経営戦略の企画立案などに携わるという。ただし、社員の平均年収450万円の2倍を超える収入が約束されるのは1年目だけ。2年目からは、本人の実績に応じて額を増減させるという。というような記事であった。これじゃまるでデパートの客引き用「目玉商品」みたい。または誇大広告的である。選考とか査定の基準があいまいだと、社内でモメ事が起きるだろう。1000万なんて珍気な金額でなく、いっそ1億とか、10億のほうがリアリティがある。「何だこれは!」なんてマグロを食べながら北大路欣也さんがCMで言っているが、別段旨くもない。竹中平蔵なる人間が小泉政権に登用されて以来、この国の雇用形態が、コペルニクス的に変わってしまった。人心はガッタガタになって、採用不安が超増大した。いずれ年金は80歳とか85歳にならないと受け取れなくなるだろう。テレビCMはやたらめったら人材募集の広告が多い。竹中平蔵一派は、きっとしてやったりだろう。人間の心をお金で釣るような会社がゴマンと出てくるはずだ。だがしかし、今どきの人間は怒るとやれパワハラだやれセクハラだなんて言ってすぐ辞める。そして人材派遣会社へ、そしてまたとグルグル回って派遣会社が儲かる仕組みだ。日本型雇用システムをアメリカ式にしようとしている竹中平蔵を情けなきかな、皆論破できないのが現状だ。日本国は依って少子高齢化。若者未婚化。年金制度破綻(国は大借金まみれ)将来、大不安時代へと猛スピードで進んで行く。超、超、超格差社会になる。くら寿司だけは、タダでも行かない。(文中敬称略)



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