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2010年3月29日月曜日

人間市場 パラサイト市


春は青雲の志の季節、青春とオサラバの季節、天下国家を目指す青嵐の季節である。朝十時も過ぎた頃、年は二五を過ぎた者、三十を過ぎた者、あろう事か四十になった者がお母さん腹減ったなんて起きて来る。

「五体満足」体には何の異常もない。ないのはヤル気だけ。そもそも義務教育という位だから中学校まで一応親としての義務、それを果たせば十分である。
二流、三流大学を出て家に居候して親にたかって共生虫になって生きて行く。
日々顔付が悪くなり貧しい顔相になる。中にはメシが旨いのマズイだの一丁前の事を言う。家を出て一人暮らしをするのが当たり前なのだ。阿呆な親はそんな阿呆で不出来な息子や娘の自慢話をしてヒンシュクを買ってしまう。

息子が娘が外国旅行に行ってさ、このシャツ買って来てくれたんだなんて言う。息子がオーストラリアでサーフィンして来たとかいう。間違いなくそんな子の母親は殺意を持っている。母親は亭主だけでも十分ストレスで殺してやりたいと思っているのに、ゴロゴロしていたらたまったもんじゃない。
ゴハン、オソージ、オコズカイ、モテナイ、ハタラカナイ、幼い頃可愛かった顔には無精髭、目ヤニ、鼻毛、体臭、日々オジサン、オバサン化して行く。サムイだ、アツイだ、風が強いだ、頭イタイだ、腹がイタイだと言ってはサボッテゴロゴロ、チョット会社に勤めると辛抱が出来ず直ぐ辞める。

そして二十代が三十代へ四十代へ、アッという間に年を重ねる。こういう若者達は生存そのものが社会の迷惑なのだ。隣近所からはあの家の子ブラブラしているから気をつけた方がいいわよなんて噂される。
そしてやがて大事件の発生となったりする。毎日家に居てゴミ出しもよくやっているイイ子だったんですよなんて言われる。イワシが死んだ様に輝かない目、体から気力が出ていない、何処かオドオドして人の目をじっと見れない。

実は私の親族にもいるんです。法事か何かで私の姿を見るとジッと下を向いて顔を上げません。何かを言われるのが判っているから、上は四十代、下は三十代後半。完全な共生虫(パラサイト)です。今の日本を悪くしているのは共生虫たち、どこかへ連れて行って深い穴を掘らしたり、石を組ませたり、埋め立てさせたり、極寒の地でペンギンの数を数えさせたりさせないといけません。こんな連中にも税金はかかっているんです。働かざる者食うべからずです。家庭内ホームレスを一掃しましょう。レーニンは「食べようと思ったら働け」と言い換えたらしい。

二流、三流とはいえ高い月謝(行かない方がよかったかも)大学を出たのだから足し算と引き算位は出来る筈なのだから働けと言いたい。
北海道から出て来て学習院に入り就職活動中のとてもいい感じの女の子。
でも百社近くに応募し、三十社位面接し、未だに一社も決まっていない。既に後輩達が就職活動開始(という事は中古品扱い)。故里のお母さんに泣きながら電話、やっぱりダメだったのと大粒の涙を流していました。私の自論では親は中学まで出したら後は本人任せ、本人のしたい事をやればいい、二十歳過ぎたら絶対家の中には置かない。

この世で自分の子供程出来が悪い、どうしようもないと思っていれば大丈夫。そう思うと意外とイイ子だったりする。この意外性が育てて来た甲斐があったというものだ。ゴロゴロしている共生虫に殺虫剤をかけましょう、アースジェットかフマキラーを。
何か大志を持っているヤル気のある子にはみんなで協力しましょう。いつかきっと恩返しをしてくれるし天下国家の為に働いてくれる筈だから。天才は忘れた頃にやって来る。待ちましょう、根気よく。

ちなみに私は昔から面接の時履歴書はほとんど見ません。ただず〜っと目を見るんです。
気配を感じるんです。
学歴家柄一切関係無し、その結果素晴らしい人材に出会い続けて来ました。
質問は、㈠お酒好き、㈠女性好き(男性好きとは聞きません)、㈠最近読んだ本は、㈠最近観た映画は、㈠好きな音楽は位でしょうか。
㈠髪の手入れの悪い人、爪が汚い人、歯の汚い人は駄目。使える奴は見た瞬間で判ります。いい目をしているんです。ただ、女性に対しては面食い過ぎとの批判もある事を知っています。

遥か昔中国では、科挙という日本でいうところの国家公務員上級試験の様なのがあった。国中から若者が集まり数週間続けて試験を受けた。その科挙の試験を受けた試験場の門が青かったという。青春という言葉はそこから生まれたとも言う。日本からも留学生が科挙に挑んだ。春は志の季節若さは羨ましい。帰らざる日々を痛感している。何しろ私は勉強が大嫌いでした。

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