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2013年5月22日水曜日

「その一日」




戦争をしたくなったら、ワーグナーを。
平和を望むなら、サインモンとガーファンクルを。
人を殺したくなったら、マイルス・デイビスを。
別れた人を想うなら、テレサ・テンを。
チャンピオンを想うなら、フレディ・マーキュリーを。
自分を探すなら、泉谷しげるを。
死の訪れを知ったら、シューベルトを。
人生に悔いなしと思ったら、石原裕次郎を。
銀座の夜を空しいと思ったら、水原弘を。
会う時はいつも他人と感じたら、矢吹健を。
この国は病んでいると思ったら、イーグルスを。
金で何でも解決する人を悲しむなら、レッド・ツッペリンを。
運命を知りたいなら、ベートーヴェンを。
人間は実に良い人ばかりだと思いたいなら、落語を。

ある休日の昼から夜明けまで以上のものを聴きました。
私は時々こうして脈絡なく聴きまくります。
そして最後はきっとジョニー・キャッシュで終わります。

途中日付が変わるときには美空ひばりです。
川の流れのように生きたいけど、決してそうはいかないのが命という木の葉です。

奥村チヨの冬の停車場を聴くと、人はみな過去から降りてくる事を教えてくれます。
ミッキー・ローク主演の映画「レスラー」の主題歌を唄うのがブルーススプリングスティーン。この曲を聴くとショットグラスにバーボンを注ぎます。目にたっぷり涙がたまります。

最高の時間を生むのは「音」なのです。
一日中ハチャメチャに音と詞と言葉を耳に入れると、なぜか音が無くても言葉なんか無くても生きていけるのではと確信します。

私と愚妻とはずっとむかしから一日数秒から15秒の会話です、ちなみに昨日は「ご飯は…」「食べてきた」「何か作っておく…」「ソーメン」で終わり。
あっ、そうそう階段を上がりながら「ボリュームを上げ過ぎないでよ」と言われた気がした。ご近所にご迷惑をかけるからとか。

 124時間とは人生の縮日なり。

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