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2013年8月21日水曜日

「タンメンの日」


丸亀市猪熊弦一郎現代美術館



「左うちわ」とはいかない記事を読んだ。

今年ほど「うちわ」のお世話になっているのに何故だろう、香川県丸亀市は全国の「うちわ」の生産シェアの9割近くを占めているといわれている。 

3.11以後節電意識の高まりで需要は急増した。
11年度の販売量は1.8倍の16800万本、12年度は更に増え、17800万本を販売した。
しかし販売の殆どは企業のイベントで配る販促用であった。
今年13年はこれが振るわない。

今年は企業の関心も一服。
景気は回復したというが企業の販促費は絞り込まれた。製造コストも上昇気味。
中国製が主流となった。国内の受注競争は激しい。
コストダウンしても130円が限界だという。

「うちわ」を売る店の話によると消費者は「うちわ」は無料という意識が高いのだと。
そういえば「うちわ」を買ったという記憶はない。

今年使っているのはウイスキーを買ったおまけと、以前富山の風の盆に行った時の物、それと地元の信用金庫の物と、駅で配っていた分譲マンションの物だ。
全然香川県に貢献してないではないかと反省しきりだ。
150円から3000円位の品揃えがあるというから奮発して800円位一本買ってみるかと思っている。

丸亀市は私の絵の先生の先生である、猪熊弦一郎巨匠の出身地だ。
猪熊弦一郎美術館の設計は確か建築界の巨匠、谷口吉生さんであったと記憶している。
入り口の構えが正に広大な「門」の一文字の如しだ。
日本随一と言っても過言ではない。

丸亀といえば「うどん」だが、こちらもうどん競争が激しく「左うちわ」とはいっていない様だ。

日本国の借金は遂に1000兆円を超えた。 
1万円札で1千億枚、積み上げると富士山どころか、あの宇宙ステーションの25倍の天空に届くというではないか。とてもじゃないが「左うちわ」とは真逆だ。
外は猛暑、財布の中は寒々としている。

818日家族六人で後楽園球場に行った。
読売新聞の販売店からもらった内野席の上の上の上の席であった。
三回裏の途中小用でトイレに行くと、入り口から右手二番目の「大」の扉が開いたままだった。老人とか専用で広く、そこの水洗の右上の平らな処に黒いお財布が置いてあった。

とても目立ったので中に入り手にした。
ギザギザ革で長く、チャックでコの字形になっている。
分厚い、かなり入ってそうだった。だがしかし私は迷う事なく、それを球団職員にちゃんと渡した。名前と住所を聞かれたので教えた。相当入っていたのだろう。

その後の話はプライバシーもありとても長くなるので出来ない。
ただハッキリしているのはその持ち主は今日も「左うちわ」で、ああよかった、ああえかった、ああやっぱり日本人は最高に正直だべなと思ってくれている筈だ。
家族の一人は貰っちゃえばよかったのにと言った(笑)。
帰りにラーメン屋でタンメンと餃子を食べたのだ。

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