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2014年6月13日金曜日

「オウンゴールはダメ」




「川田晴久」年配の方ならこの名を知っているはずだ。
スーパースターであった。
“川田晴久と東京キューバンボーイズ”というグループのリーダーであった。

あの美空ひばりが、お兄ちゃんと慕ったボードビリアンである。
大ヒット曲は、♪地球の上に朝が来た その裏側は夜だろうと…。
物理化学が①だった私にも分かる定理だ。

あの頃日本の裏側にあるブラジルには夢を抱いて移民する人々が多くいた。
日本人は路地でキャッチボールや缶蹴りやダルマ落としや馬跳びをしていた。
サッカーなどは誰もしてなかった。サッカーは貧困の中で生まれたといってもいいだろう。グローブも、バットも、スパイクもいらない。
体と足と丸い固まりさえあれば、貧困の中からスーパースターを生むことが出来た。
素足でボールを蹴ることを体得した少年たちが世界中に飛散した。

今日から♪東京の上に夜が来た その裏側のブラジルは朝だろうとなり、初戦ブラジルVSクロアチアがキックオフとなった。
不眠症の私にとっては非常に難しい時間割だ。
何しろいつも眠る時間に試合が始まるのだから。ずーっと起きていなければならない。
通常4時か5時に眠りにつく準備をし、3時間半か4時間半で目が覚める。

さぁ、どうする、録画で見たくてもその方法を知らない。
北原みのり氏というライターが朝日新聞のインタビューでこんな事を話していた。
テレビのバラエティ番組に出ていた安倍総理が、イチゴをフォークでわざわざ半分にして食べていた。この違和感て何だろうと考えたら、安倍さんは子どもなんだと思い至った。私の不眠症なんていずれ永眠すればいんだが、日本国を再び戦争に向かわせてはならない。

たった一人の独裁的子どもに誰も逆らう気力も、根性も、方法論も持ち合わせない。
リベラル派というのが存在するなら、今こそその名を高める機会だろう。
閣議の時に署名しなければクビにされるが、後世までその名を残すだろう。
また次のリーダーとなる道が大きく拓けるだろう。根性だよ、根性。
子ども的リーダーは、攻めている時は調子よく見えるが、ケツまくられて守りに回ると、急にオドオドしてしまうものなのだ。日本をオウンゴールで敗戦させないために。

京都にいるヘアメイクアーティストの友人が、鹿肉と猪肉と無農薬で育てたニンニクをごっそり送ってくれた。食べ方を詳しく書いてくれてあった。
それを食べた私の体は“ケモノ”と化している。イノシシの竜田揚げは絶品だった。
顔に似合わずその味は実に繊細なのだ。

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