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2014年6月19日木曜日

「熱いものは熱い」


イメージです 


その姿を見た時、中華料理店で“小籠包”や皮ものを食べる時は十分気をつけねばならないと思った。

その日、私は友人と中華料理店でランチをしていた。
私は五目麺をオーダーし、友人はワンタンと小籠包をオーダーした。

元々私は小籠包が大好きであったのだが“ホタテアレルギー”体質となり、もしかしてホタテが入っていたりすると全身がカユイカユイ状態になってしまう。
それ故残念ながら“焼売”も控えている。

友人と話が弾んだ。
サッカーは手を使ってはいけないスポーツだと思っていたが、実は一番“手”を使うスポーツである事を知った。つまり汚い手だ。
つかむ、ひっぱる、殴る、ひっかく、しがみつく、突き飛ばす、突き倒す。
ハイスピードで見ると様々な反則をお互いに繰り出す。

私はサッカーは詳しくなかったのでその友人から聞いた。
料理が運ばれて来て、私は型どおり五目麺を見つめ、まず何から手を付けるかを考え(ホタテは抜いてもらった)まずはレンゲでスープをすすった。
少し遅れて友人の小籠包が竹の入れ物に入って運ばれて来た。
丸い蓋を外すと湯気の中に小籠包が四ケ入っていた。
ワンタンがクラゲみたいにユラユラしていた。

アッチ、アッチ、アチチチ、アッツゥーと友人は口の中で小籠包をフギャ、フギャさせた。皮に包まれた中にアツアツの肉汁があり、用心深く二分割にしないでいきなり小籠包を攻撃したので相手が反撃したのだ。

やっぱり中国とは仲良くしないといけない、また用心深く付き合わないといけない事を知った。友人は、何だこれはやけに熱いじゃないかと、小籠包の法律では当たり前の事が、当たり前じゃだめみたに、フギャ、フギャつぶやいて水を一杯のんだ。

その店の小籠包はこじんまりしたサイズではなく焼売ほどの大きさであった。
仕方ない、ワンタンを攻めるかとレンゲにワンタンを乗せて口に運んだが、これがまた熱かったようで再びアッチ、アッチチとなった。聞けば猫舌との事であった(?)

中華料理の中で皮を使っているのは“春巻き”もあるがこれも十分気をつけねばならない。
当然私はその姿を観て大きく笑った。五目麺には伊達巻が、イカが、うずらが海老が、カニが乗っている。ベビーコーン、竹の子、キクラゲ、白菜、シイタケ楽しみいっぱい。
それを丁寧にずらして麺を箸に絡ませた。
友人は小籠包を箸で二分割にしていた。勿論、フーフーしていた。

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