摂食障害や過食障害、摂食と過食を繰り返す障害。
何故この女性たちは病院に入院するのでがなく、医療刑務所に入っているか、それは万引きをするためだ。
摂食も過食も食べ物飲み物などを万引きする。
過食で80kgあった女性が30kg位まで痩せる。その逆に30kgの女性80kgを超す。
痩せてる自分こそが自分なんだと主張する。
精神科医との面談で、何でそんなに痩せたいのか、との問いに、これが私なんです。骨と皮になった女性はさらにこう言う。
キリスト教を信じている人、仏教で仏さまを信じている人と同じに、私は痩せている自分こそが信じるべき宗教なんだと。
食事係は一人ひとりに合った食事を用意する。一食500gの人、ファミレスのお子様ランチより少ない人、コッペパンを3分の1だけにする人。少しでも食べてもらうために工夫を重ねる。
食べ物に異常に関心があり、スーパーやコンビニでつい万引きして捕まる。
アウシュビッツの囚人のようにガリガリとなっている。
房内にトイレを入れると全て吐いてしまう。仕方なく簡易トイレを入れる。
済んだあとは全てチェックされる。
ちり紙やティッシュの間に吐いた物や食べ物をはさんで隠し捨てるからだ。
さて、医学的に何故こうなったかが研究される。
その原因はやはり幼児期のトラウマである。幼児の目の前で夫が妻を殴ったり、妻が夫をなじったり、毎日いさかいが絶えない。愛情のこもっていない食事を出されて成長する。
子は親の愛に飢えて、おなかすいたよぉ〜と甘えて親の関心を呼ぶが、親はウルサイガキとばかり叱りとばす。3歳の子どもの前でDVを繰り返すとそのトラウマは障害に影響する。
喧嘩の多い夫婦や、大好きなお母さんをイジメる夫がいる家の息子たちは、嫁をもらわず母親を守ろうとして自分の人生を母のために捧げる(最近このケースが多い)。
ボクがずっとお母さんをお父さんから守るからね、あるいはお父さんの暴力は絶対許せない、私はずっとお母さんのそばにいるからね。食事なんかつくらなくたっていいよ“私食べないから”となる。
過剰なダイエットの果てに万引きをする女性もいる。ダイエットにお金をつぎ込んで食事代もなくなった。少しおなかが減った、太らないものを食べようと、グミ一個とかキャラメル一個を万引きする。金塊や宝飾品をかっぱらう訳でない。
人並以上に太るには原因があり、人並以下に痩せる人がいたら、その原因は幼児期の体験にある。
幼な子は大好きなお父さん、お母さん、パパ、ママをずっと見ている。
成人の何百倍の記憶力がそれを忘れない。(ある伝聞から)
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