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2016年7月25日月曜日

「ブラリ途中駅の旅」



八万五千人の軍隊が重装備の武器を持って守る中で行われる平和の祭典(?)リオオリンピック・パラリンピックは本来の意味があるのかと思う。

平和の祭典とは名ばかりで政治利用、プロ他商業化されたスポーツ利権の見本市みたいになっている。
より厳重なドーピング検査をしたらおそらく殆どの選手が何かしらの反応を示すのではないだろうか。

スポーツジムに行くとプロテインをビールの大ジョッキに入れてガブガブ飲むアスリート、または筋肉マニア、またはナルシストがいる。
私は一時期辻堂駅前のゴールドジムに入り、ウォーキングで汗を流していたが、とにかくキモチワルイ男が多いのでやめた。

やたらに陽灼けサロンで灼いた肌、やたらについた筋肉、やたらに裸を見せる男、鏡の前でじっと自分を見てニヤニヤする男、ドヒャーとでっかい若者たちが太いブラブラを見せつけながら鏡野前にいた。
誰だと聞けばオリンピックの強化選手だった(レスリング)。
ャグジーから出て来た名のあるプロレスラーが弟子二人と一緒に突っ立って体を拭かせていた、勿論全部だ。あーキモチワルイと思った。

三年近く会員ではあった。
ずっと行かなくなった時ジムから電話があり、ロッカーの期限が切れるのでどうしますかというから、シューズやらシャツやらを取りに行って終りにした。
相変わらず筋肉マンたちがプロテインをガブガブ飲んでいた。
腹筋が六分割のモナカアイスみたいになっていた。

筋肉はすぐつくが、すぐに落ちる。つまり鍛え続けなければならない。
つまり筋肉中毒となる。男の全裸ほど間の抜けたものはない。
つい見てしまうのだが、グニャとしてダランとしたものが緊張感をなくす。
トレーナーにプロテインを飲めばあのフニャとしてダラリとしたのに筋肉がつくんじゃないのと言ったら、それは無理ですと言った。
なんでだろうね同じ体の一部なのにと思った。

現代医学の進歩は薬の進化でもある。
医師が処方してくれた薬の成分を全てチェックするのは難しいだろうから、アスリートたちを守るシステムを世界が一つになって考えなければ、これからもドーピング疑惑が晴れる日は来ないだろう。

ジムの中のブラブラも嫌だったが、今国中のアチコチでポケモンGOというのに熱中した老若男女が、スマホを見ながらブラリ途中駅の旅をはじめている。
きっと思いもよらぬ事件や事故が多発するのは間違いない。
思考しない人間はフニャフニャになり続ける(これは私自身)。

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