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2016年7月1日金曜日

「性格の不一致」




人生長くやっていると何人かの生理的に合わない人と出会う。
その声、その姿、その空気を感じただけで、すこぶるイヤーな気分となる。
何が嫌いかというものではなく、ただ生理的に合わないのだ。
多分何人もの人が私と生理的に合わずイヤーな気分になったことだろう。
説明のつかない嫌悪感を生理的に合わないという。

例えばお見合い結婚などをして、交際中一度もSEXをしないで結婚式を挙げていざ新婚旅行へ。海外でいざ初夜で。イヤだ足が臭い、ここで性の不一致(性格の不一致とも言う)を感じ、初めて見る互いの全身に生理的嫌悪を感じる。
ウソォーとか、ウァーギモジワルイとか、えー信じられないとかとなる。
何すんのヤメテ変態とか、何すんだよかなり経験してんなとなったりする。

人間一つがどーしても嫌になると余程包容力がないと何もかもが嫌いになる。
箸の上げ下げから始まってトイレの流し方まで。
ナイフとフォークの使い方、スープの飲み方まで嫌いになる。

初夜の床の上での出来事でお互いに嫌になって成田離婚をした者の相談を受けたこともある。
部屋の中でオナラしたとか、食事した後コップの水で口の中をグシャグシャ掃除したとか。朝起きたらウィッグが外れてたとか、逆にカツラが外れてたとか、食事の最中にズルズル鼻をかんだとか、爪が伸びていたとか、水虫だったとか、美しい足と思っていたのにカカトがささぐれていたとか。

昨夜の私は我慢の夜であった。
紹介者の顔を潰しては恩義に外れると、芸者を演じた。チマチマグダグダ言ってんじゃないよと言いたかったが、私はじっとこらえた。
ずい分と私は成長した(この年になって)。みんな世のため人のためになるなら。
が生理的に全く合わないのには芸は売れない。

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