ページ

2010年9月8日水曜日

湘南の嵐便り 「台本」


土曜の朝九時半から十時半まで日本テレビで「ぶらり途中下車の旅」という番組がある。
家にいる時は必ず観る様にしている。

番組の中に色んな楽しい所や楽しい人達や職人さんや名人達が出て来る。
番組の中に人と人、町と町、食と人が触れ合っている長寿番組だ。

過日私が辻堂にいる頃通っていた「玉寿司」という店に取材が入ったと床屋のご夫婦から聞いた。テレビに写ったのはほんの数分だが、取材は一週間に及んだそうだ。

はじめに制作スタッフが打合せに来る、次に撮影や照明、録音スタッフやらが来る。
テスト撮影などをする、又制作スタッフが来て当日の香盤(撮影スケジュール)の打合せ、次に当日のメインのメニュー、板前さんの芝居やセリフの打合せとすすんでやっとディレクターのお出ましとなる。

食べ物番組やこの手の番組「ちい散歩」はこの番組のパクリです。
で食べる時は、はじめのひと口、うまい!そしてカメラはカットされ中頃のひと口、そして又カットされ最後の完食シーンと決まっている。


全部食べ歩いたらタレントはみんな糖尿とか痛風、高血圧、高コレステロールになってしまうからだ。事前にタレント事務所やマネージャーから申し入れがある。
阿藤快とか太川陽介とかあの人は今的な人々に久し振りに会える。

で、「玉寿司」はもう二度と取材はお断りと言っているとか、一週間仕事にならず常連さんから苦情殺到。テレビ局の友人が言うにはぜひ取材して下さいという申し込みが多いとか。まあ全ては台本通り。


玉寿司

その友人はやはり日本テレビの看板番組「笑点」を制作していた事がある。
あの番組は落語家や色物たちの憧れの番組、売れっ子ばかりなので三週間分位を一緒に収録する、だから台本を用意しないといけない。

あれも全て台本通り、でも忘れちゃう師匠も多い。私は家にいれば必ず観る。寄席大好きでもなかなか行く機会がないので夜中CDを聞く。CDには台本がないからいい。
この世の行く末、落としどころは誰が台本を書いてくれているのだろう。


0 件のコメント: