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2010年10月6日水曜日

湘南の嵐便り 「孫」


週末は運動会でした
駆けっこでは一番でした!

孫を持つとこんなにも晩年の人生が明るく楽しいのかとつくづく思っている。


筒井康隆の小説に「私のグランパ」というのがある。
女子高校生のおじいちゃんは昔気質のヤクザ者、その人が出所してくる。
女子高生はジイジイとかおじいちゃんとか言わずグランパと呼ぶ。

私はこのつまんない小説を読みながらグランパだけは頂こうと思っていた。
そして待望の孫が今では四人、上から8才、7才、7才、4才と続く、二人は直ぐそばに居るのでほぼ毎日の様に来る。


週末と日曜日は一緒に食事する。
8歳の子は将棋を覚えて中々強い。私の出す算数の難しい問題が全て出来ると500円玉を一個あげる(一週間に一回だけ)、その時の嬉しい顔といったらない。

お金は色んな人が触って汚い物だから直ぐ手を洗う事にしている。
この頃は手を洗うのが面倒なのでズボンのポッケを広げグランパここに入れてなどという。下の子はお絵かきが中々なので上手に描けるとやはり500円。




遠くから二人お泊まりに来た時は上の子がぬり絵が上手いので上手にいったら500円。
下の子は私とベイブレードをやって買ったら100円玉一個。
みんなそれを持って近所のサークルKに行って好きな物を買ってくる。

小さな家の中は足の踏み場もない、至る所落書き、貼り紙、カードだらけである。
下手に剥がすと貼った物を覚えていて凄く怒るのだ。


「孫は来てうれし、帰ってうれし」むかしから可愛い者だったのだろう。
「孫」という歌が大ヒットした位だから。

大泉逸郎の「孫」



何処まで成長を見届けられるか判らないが今の私の力の源泉である事は間違いない。グランパは反抗期や年頃の娘になった時が心配なのだ。私のDNAが色濃く出ないといいと願っている。


パパ、ママ達はお酒も女遊びも博打も煙草もやらない(息子が煙草を少し)。
親に全く似ていない超真面目なのだ。性格穏やか、極めて質素、争いを好まず。

父親と正反対なのだ。

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