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2010年10月15日金曜日

湘南の嵐便り 「海の向こうはブラックジョーク」




十月十一日体育の日は朝から天気晴朗、風は爽やかであった。

午後四時から五時半まで海辺を散歩した。
手には使い捨てのカメラ、私はずっとキャノンオートボーイ頼みだった。(バカチョンと云われた)三十年使って遂に部品が無く修理不能、それ以来使い捨てカメラを使用している。他のカメラは使えない。



道ばたの花をパチリ、パチリ。しかし花の名は判らない。
海はやや波高し、サーファー達がその波に乗る。バーベキューを楽しむ若者達が何組もいる。烏帽子岩が逆光の煌めく海の中に黒いシルエットになっている。

砂遊びをする少年や少女、もしかして釣れるかもと投げ釣りをする人ポツリポツリ。江ノ島の灯台が斜光を浴びて美しい。富士山は雲が多く見えない。赤とんぼがだんだん少なくなっているのが気になる。


サイクリングロードはウォーキング、ランニングの人達で一杯。
中高年の男女が断然多い。秋の陽はつるべ落とし、一気に西の山並みに消えて行く。この季節が一番いい。

湘南サーファーの憧れカリスマサーファーの高津佐浩行さんのサーフショップへ寄る。
TシャツのOFF SALEをしていたので二枚買う。一枚3600円なり。

アクセルサーフ

高津佐浩行さん

体にうっすら汗が出て来た。コンビニに寄ってカルピスウォーターを買う、冷えて旨い。
今年は猛暑で海に行かなかった。心がギザギザ、体の切れ味が悪い。
頭が悪いのはそのせいだろうと思っている(元々悪いのだが)。



コンビニで週刊誌をパラパラめくっていると落合信彦著作の書評があった。

落合信彦氏

本の題名は「無知との遭遇」、ジョーク集である。
その中にこんなのがあった、中国でギョーザ事件が問題になっている頃飛び交っていたという。

「中国の農民が、その年は畑の収穫を上げようと思い立ち、春に新しい種を買って来て畑を耕した。だが、秋になっても収穫はゼロだった。種が偽物だったのだ。
絶望した農民は農薬を飲んで自殺しようとした。だが、死ねなかった。農薬も偽物だった。農民が住んでいる村の人たちは『死ぬことはない』と彼を励まそうと村を上げて宴会を開き、そこで餃子が振る舞われた。農民は生きる希望を取り戻し、餃子を口にした。
すると農民は死んでしまった。」


この本を買う事に決めた。
海の気分もトワエモアの歌みたいで良かったが、このブラックジョークは中々であった。
海の向こうの隣人中国は一筋縄でいかないのだ。

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