私の人生といえば「へ」らず口を叩く人生でした。
チェッカーズがデビューした頃に唄っていた曲にこんなのがありました。
♪〜ちっちゃな頃から悪ガキで15で不良と呼ばれたよ ナイフみたいにとがっては触わるみな傷つけた あーわかってくれとは言わないが そんなに俺が悪いのか ララバイララバイおやすみよ ギザギザハートの子守唄…
「ギザギザハートの子守唄」という曲だったと思います。
「へ」らず口を叩き出したのは私の場合はオギャーと生まれた時からではないかと思います。当たる物みなに当たって生きてきたのです。
麻生太郎氏という大臣はやはり「へ」らず口が売りというか、人物学的特徴です。
ハッキリいってヨォみんな金を儲けてんのにヨォ、金儲けできてない奴はアタマ悪いか運が悪いかじゃねえのぉ。とか、年寄り守るのにヨォ、むかしは何人でも守っていたけど、これからは一人か二人で守らなきゃなんねえ、子どもをつくらねえのがいけねえんじゃねえの、というようなことを口をへの字に曲げて演説をした。
いわゆる本音が出たということなのだ。
この人はさすがに大臣になっただけあって、へらず口を叩きながら口をちゃんとへの字にしてしまった。私などのへらず口は大したことはねえなと思った。
最もシドロモドロに弁解しているへの字の口は絵にならねえ。
寒風ピューピュー岩手県のとある場所、黄色いアサヒビールのケースの箱の上に立っているのは小沢一郎氏、わずか数十人を相手に演説している。
人間落ち目は素晴らしい、その見本として絵になっていた。
私は落ち目大好きなので小沢一郎氏が落選する姿を見てみたい。
きっと見れるはずだ。
数年前、小沢一郎氏は有頂天の頂点にいた。
お正月の小沢一郎氏邸では一部、二部と分けてヨイショ、ヨイショの新年会をやっていた。私が出した売れないであろう本にこんなことを書いた。
「有頂天とはこれから転がり落ちる場所のこと」一流の人間は決して有頂天まで登らないよと。
もういくつねると投票日、12月14日有頂天に登る人間が沢山登場する。
そして転がり始める。当然口をへの字に曲げて落選の弁を語る人間が山ほどでる。
この世は苦界なのだ。だからいつも落ち目の中にいた方が居心地がいいのだ。
苦の先には楽があるやもしれないからだ。
テレビに林修氏という予備校の講師が出ている。この男も口をへの字にしている。
いつやるのいまでしょ!このひとことで苦界から這い上がった。
この男いつ消えるの、もうすぐでしょ!
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