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2015年3月2日月曜日

「離婚と転校」




幼い子どもにとっていちばん嬉しい風景は、お父さんとお母さんが仲良いこと。
逆に嫌いなことは、お父さんがお母さんに対しガミガミ怒ったり、イライラして八つ当たりする、お母さんがお父さんに対しクドクド問いつめたり、イライラして八つ当たりばかりすること。

子どもが不良になるには大きく分けて二通りある。
一つは何不自由ないお金持ち、でも本当の愛がない家で育ったこと。
心が満たされない悲しい子。
一つは貧乏で何も買ってもらえず空腹なこと。
一つは金ばかりモノばかりの思い出しかない。
一つは勿論その逆だ。

三つ子の魂百までという。離婚すると一番に傷つくのは「幼い子ども」だ。
私は父を早くに亡くした。片親だからとずい分嫌な思いをした。
が、私には愛情あふれる母親がいた。朝から夜遅くまで働きづくめだったが、明るく優しい、いつも笑顔の母親がいた。それ故マットウ(?)になれた。

親から愛はもらえず金ばかり持っている子と、親が離婚したり死別して金を持たない子は、必然的に引き合い近づき始める。そして群れをつくり出す。
お金持ちの子は根性がない分お金を持って来て仲間の関心を得る。
群れの中でいつしか役割分担が決まっていく。喧嘩を担当してモメごとを収める子、その力に従う子、アレコレ情報を持って来る子。
みんな家にいるより仲間といることを再優先とする。

十歳以上にもなると考えもしっかりして来て、お父さんとお母さんの関係悪化も理解することができる。十歳以下のお子さんがいる人にはお願いしたい(特に五歳以下)。
どんなに辛く、悔しく、悲しく、淋しくとも離婚は思いとどまってください。
離婚と転校は子どもにとって不良への一歩となります。

“ニーチェ”曰く「夫婦生活とは長い会話である」長い夫婦生活の中で子どもが不良になっても決して愛を失わないで下さい。夫婦が話し合い愛情があれば、きっとマットウになります。不良少年の一人ひとりは実に素直でかわいいものです(キ印→アタマがイカレた奴以外は)。愛情に飢えているのです。決してハレものに触れるようにしないで下さい。

本当の不良は自分は成るように成ると覚悟を決めています。
だから何をいっても聞く耳を持ちません、でもやはり愛情にはみんな飢えています。

私の統計ではお金持ち同士の離婚の方が圧倒的に多いのです。
それにはちゃんとした理由があるのです。
毎日の生活の中で何気ない会話の中で鋭く対立しているのです。
スパッと竹を切ったように。

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