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2015年3月24日火曜日

「倍賞千恵子さんに感謝」







千葉県柏市の鉄のアーティスト、小谷中清さんのアトリエを出発した「祈りの塔」がトラックで運ばれ遂に石巻に設置された。

三年間設置場所を求めていた。
観音寺二十六世・後藤三彦様、観音寺護特会長・高橋和義様、協力団体・一般社団法人てあわせ理事長・後藤泰彦様、施工株式会社角張工務店・角張守さんのご尽力によるものであった。

また仙台で編集人として活躍する井上英子さん、NPO学校再生プロジェクトの代表・立花貴さんのご協力によって設置の運びとなった。

三月三十一日〜四月一日、大女優倍賞千恵子さんが植樹祭に来てくれることになった。
桜の木や、種々の樹々を千数百本植える計画の事始めの儀式には映画「男はつらいよ」で寅さんの妹役(さくら)を演じる“日本のさくら”倍賞千恵子さんになんとしても来て欲しいと思った。私たちの願いを聞き入れてくれたことに心より感謝、感激をしている。

三月三十一日〜四月一日行動を共にする。仙台で一泊して現地に向かう。
何か一つ位は世の中のためになることを残したいと思っていたのが叶うのは感無量だ。

人々が3.11東日本大震災を風化させないことを祈り、再び大災害が起きないことを祈る。
樹木葬を希望する方々や、不幸にして災害に遭い故郷を離れた方々、魂の行き場を失った方々の安らかな地となることを願っている。
人の魂は山に還り、そして再び生き返る。10年後、20年後、30年後植樹された樹々たちは立派に育ち、四季を彩り、壮大な風景となって人々を守り続けてくれるだろう。
東京→仙台→石巻と遠路だが一人でも多くの人に来てほしい。
天災は忘れた頃にやって来るという、そうならないために。

1 件のコメント:

あったかこころねっと事務局 さんのコメント...

東本三郎先生、「祈りの塔」をご寄贈頂きありがとうございます。
地元に住んでいても、なかなか行く機会のない観音寺でしたが、これからは、さくらちゃんの育ち具合を見に行くとか、「祈りの塔」に手を合わせにいくなど、楽しみが増えました。

静かな里山の風景に立って、心が原点回帰しました。  感謝申し上げます。