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2015年9月1日火曜日

「ぜひ義務教育に」




本日九月一日といえば防災の日と決まっているのだが、旗日ではない。
私はこの日は休日にしていいのではと思っている。
一家一族勢揃いをして徹底的に事前防災を点検するのだ。

乾電池は使えるかテスターで調べる。
ロウソクは、マッチは、ライターは、ラジオは、非常食や水は、連絡網は、毛布や寝袋は、ご近所に一人暮らしの老人は、一軒家やマンションやアパートなら、何をどうしておくかを点検するのだ。何しろ日本列島は災害列島なのだから。

私は常々義務教育の中に「防災学」の教科を入れるべきだと思っている。
この国にとって一番大切なのは防災なのだ。
小学生の頃からこの国の災害の歴史を学ぶのは何より大切な学問といえる。
人間が助かるための術とは、究極の技とは。

私なんかロープの結び方一つ知らない。
雨の中でどう火をつけるのかも分からない。
人工呼吸法はもちろん、AEDの使い方だって殆どの人は知っていないはずだ。

災害はある、ある、あることばかりの国なのに、防災は知らない、知らない、知らないことばかりだ。ご老人たちを特別教師にして先人の知恵を教え込んでほしい。

私はこうした結果学んだ才能を「防才」ということにした。
これからの時代に必要なのは、天才や秀才の理論も大切だが、いますぐ役立つ「防才」だと思うのだ。
いざという時に、サイン、コサイン、タンジェントとか、微分積分よりロープの結び方の方が生きるために役立つからだ。

あなたは何種類知っていますか、ロープの結び方を。私は固結びしか知らない。
私の友人のヨットマンはいろんな結び方を知っています。
もし超高層のエレベーターに二時間近く閉じ込められたらトイレはどうする(?)、もし走っていた列車が停電で動かなくなったら。

やはり九月一日は休日として家族みんなで学びましょう。
知らないことは知っている人に教えてもらう。義務教育に「防災科目」をつくる。
時々やる防災訓練も大切だが“防災学”の義務教育化を。

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