「クジャック&マムシとマングース」
9月5日早朝、ニュースを見ると、イギリスの国会で、ガンガン議論をしていました。我が国の国会議員がコソコソと野党から、自民党に移って行くのと違って、議場で議員がEU離脱反対の意志として、その場で相手陣営に移動するという分かりやすい行動をした。かつての海賊国家、植民地政策国家も、国家の損得となると談論風発、熱烈議論となる。イギリスは我が国の議会制民主主義の先生である。生徒の我が国は相手の傷を見つけると、ひたすらそれのみの追求に終始する。その間に国民にとって最重要政策は官僚たちによって楽々と進み、強行採決となる。マイクを握る委員長、そこにオレ・ワタシは、テレビに写っているとばかりに絶叫し委員長席に殺到する。が、顔はしっかりテレビに向かっている。つまりは茶番である。世界史上、イギリス、フランスほど戦争ビジネスを支配して来た国はない。マッチポンプである。9月4日の日経新聞に、「クジャク繁殖に困惑」「宮古島、台風で逃げ出す」「絶滅危惧種・農業に被害」と大きな見出しがあった。小さな頃はじめてクジャクを見たとき、その美しさに立ちつくした。まさかその美しいクジャクが猟友会の人たちの散弾銃でバンバン殺されているとは。宮古島には天敵のトラやヒョウがいないので、異常繁殖して今では2000羽ぐらいがいて、農業被害が酷いことになっているのだとか。奄美大島ではハブ被害を防ぐために、マングースを持ち込んだら、あらよ、あらよという間に1万匹近くなり、生態系を壊してしまい、あわてて殺しまくって現状は50匹以下になったとか。話を国会に戻すと、近日中に内閣改造がある。官房長官留任、幹事長留任、財務大臣留任、政調会長留任という報道が流れている。内閣の外に出すとタメにならないので、閣内にとじ込んでおいて改憲を目指すのだろう。つまるところ長期政権において若い政治家が一人も育っていないことになり、リベラル派の台頭は許さないということなのだ。そのむかしこの国の国会も、マムシとマングースみたいな議論は行なわれていた。今の荒探し国会ではなかった。今は罪深きであり、情なきなかである。韓国の玉ネギ教授は、11時間インタビューに応じて恥の上塗りをしていた。この玉ネギを料理できないかと、韓国内は香港のようにデモの嵐となるだろう。我が国に不正を正すための国民のエネルギーはない。日々の生活とバラエティーな情報社会の中で、SNSだけが自己表現手段という陰湿社会なのだ。いい人材は登用しなければ国が滅びる。歴史がそれを証明している。出て来い、マムシとマングース。セクト主義でキレイごとぶった、野党クジャクは猛省せよ。逃げるように野党から与党に移った政治家は、消え去るべきだ。
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