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2020年1月28日火曜日

第13話「私は諸説」

私は「諸説」。この頃やたらにヤバイという言葉が出る。当然のように裏社会では、バイヤと言う。気安いは、ヤスキーと言う。慣れ慣れしい奴を、ヒタシイ奴と言う。で、こんな会話となる。オイ、ソコノヤロー、さっきからずい分とヒタシイんだよ。ショダイ(初めて会うこと)なのに、ヤスキーんだよ。オマエかなり、バイヤだからあっち行ってろよ。シマイ(終りには)には、シメル(暴力をふるう)ぞ。私諸説は常にヤバイ(危ない状態)で使われて来た。何故こんな裏社会の会話を書くかと言えば桜を見る会という今問題の招待メンバーの中に、こんな会話をしているヒトビトが来ていたのでは(?)と問題になっているからだ。まさかと思うのだが。この頃は、若い男女も中年男女も、後期高齢者さえも、ちょっと美味しい物を食べたりすると、ヤ、ヤバイこの味! とか、ちょっとファンキーな服を着ると、ヤ、ヤバイ、アノオヤジチョーヤバイとか使われる。私諸説は、アブナイヤバイの関係が同じような、使われ方をしていて困惑しているのだ。私諸説は、ヤバイについて諸説あることを言うが、もともとはアブナイの意味である。主に裏社会で使われてきた。現在の日本の書類は相当にアブナイ事になっている。公文書を隠したり、破棄したりと無法状態になっている。内閣府自体がズサンな管理体制で、アブナイことばかりしている。絶対あってはならないことを、いともカンタンにしている。尻ぬぐいは官僚のせいにして、ひとまず処分、後日その穴埋めにと出世させる。国家財政は大借金でアブナイ。増税、増税で実質年収はダウンにつぐダウン、生活がアブナイ。日銀なんかは骨抜きにされて無能力状態で、この先もっとアブナイ。オリンピックが終わったら、アブナイ度倍増。地震対策や防災対策も毎度その場限りでアブナイ。地球温暖化対策もアブナイ、日本はアメリカ追従だから相当にアブナイ。人口減少に歯止めがかからずアブナイ、私諸説は、正しく伝えてくれれば、いいのだがと願っている。私諸説は、今新型コロナウイルスを心配する。中国発表の数字に諸説あるのでは(?)。中国人はお金持ちになって、世界中に拡散している。世界各国が情報を共有して、対策を迅速にとらないと、超アブナイことになるだろう。オリンピックは無事迎えられるのだろうか。オイ、さっきから、ずい分ヤスキーかんじ、ヒタシイかんじで人の話を聞いているけど、ちゃんと30秒かけて手洗ったか、顔も洗ったか、オイオイ、でっかいくしゃみすんなよ、ちゃんとマスクしろよ。え、マスクが売り切れだって。私諸説からの緊急提案、今すぐに裏のヒトは足を洗表のヒトは手を洗いましょう。ヤバイでもアブナイでもいいから。ちなみにヤバイの語源には諸説ある。まず盗人や的屋などの隠語で危険を指す「やば」という言葉が、江戸時代に形容詞化されヤバイが生まれる。そして矢場(射的場)で違法の売春が行われ、役人に見つかったら危ないという意味で使われて流布したとか、戦前の刑務所では囚人が看守を「ヤバ」と呼んで広まったとか、または「夜這い」が転じたとか、とにかく裏社会から発生した言葉だ。久々に国会で論戦が始まった。エライお役人さんから実に諸説が出て、珍説になっている。私諸説は、玉虫色になり苦笑している。私諸説はフンプンカンプンとなる。
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