私は「諸説」。この頃やたらにヤバイという言葉が出る。当然のように裏社会では、“バイヤ”と言う。気安いは、“ヤスキー”と言う。慣れ慣れしい奴を、“ヒタシイ奴”と言う。で、こんな会話となる。オイ、ソコノヤロー、さっきからずい分とヒタシイんだよ。ショダイ(初めて会うこと)なのに、ヤスキーんだよ。オマエかなり、バイヤだからあっち行ってろよ。シマイ(終りには)には、シメル(暴力をふるう)ぞ。私諸説は常にヤバイ(危ない状態)で使われて来た。何故こんな裏社会の会話を書くかと言えば“桜を見る会”という今問題の招待メンバーの中に、こんな会話をしているヒトビトが来ていたのでは(?)と問題になっているからだ。まさかと思うのだが。この頃は、若い男女も中年男女も、後期高齢者さえも、ちょっと美味しい物を食べたりすると、ヤ、ヤバイこの味! とか、ちょっとファンキーな服を着ると、ヤ、ヤバイ、アノオヤジチョーヤバイとか使われる。私諸説は、“アブナイ”と“ヤバイ”の関係が同じような、使われ方をしていて困惑しているのだ。私諸説は、ヤバイについて諸説あることを言うが、もともとは“アブナイ”の意味である。主に裏社会で使われてきた。現在の日本の書類は相当にアブナイ事になっている。公文書を隠したり、破棄したりと無法状態になっている。内閣府自体がズサンな管理体制で、アブナイことばかりしている。絶対あってはならないことを、いともカンタンにしている。尻ぬぐいは官僚のせいにして、ひとまず処分、後日その穴埋めにと出世させる。国家財政は大借金でアブナイ。増税、増税で実質年収はダウンにつぐダウン、生活がアブナイ。日銀なんかは骨抜きにされて無能力状態で、この先もっとアブナイ。オリンピックが終わったら、アブナイ度倍増。地震対策や防災対策も毎度その場限りでアブナイ。地球温暖化対策もアブナイ、日本はアメリカ追従だから相当にアブナイ。人口減少に歯止めがかからずアブナイ、私諸説は、正しく伝えてくれれば、いいのだがと願っている。私諸説は、今新型コロナウイルスを心配する。中国発表の数字に諸説あるのでは(?)。中国人はお金持ちになって、世界中に拡散している。世界各国が情報を共有して、対策を迅速にとらないと、超アブナイことになるだろう。オリンピックは無事迎えられるのだろうか。オイ、さっきから、ずい分ヤスキーかんじ、ヒタシイかんじで人の話を聞いているけど、ちゃんと30秒かけて手洗ったか、顔も洗ったか、オイオイ、でっかいくしゃみすんなよ、ちゃんとマスクしろよ。え、マスクが売り切れだって。私諸説からの緊急提案、今すぐに裏のヒトは“足を洗い”表のヒトは“手を洗い”ましょう。“ヤバイ”でも“アブナイ”でもいいから。ちなみに“ヤバイ”の語源には諸説ある。まず盗人や的屋などの隠語で危険を指す「やば」という言葉が、江戸時代に形容詞化され“ヤバイ”が生まれる。そして矢場(射的場)で違法の売春が行われ、役人に見つかったら危ないという意味で使われて流布したとか、戦前の刑務所では囚人が看守を「ヤバ」と呼んで広まったとか、または「夜這い」が転じたとか、とにかく裏社会から発生した言葉だ。久々に国会で論戦が始まった。エライお役人さんから実に諸説が出て、珍説になっている。私諸説は、玉虫色になり苦笑している。私諸説はフンプンカンプンとなる。
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