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2019年5月15日水曜日

「谷口浩さんという凄い人」

私は高校に2年とちょっと在籍した経験がある。そのうちほとんどサボッていた。1年生のとき、中野の中学から来たひとりの男がいた。この男は野球部にいて、背は高く体もゴツイ、かなり美男であった。高校を卒業後、大学へ進み日本テレビに就職し、プロデューサーとしてドキュメンタリー番組の名作を手がけた。三里塚の闘争では民家を借り、そこにこもり何年も取材を続けた。ガッツがありヒューマニストであり、正義感の塊で、名幹事でもある。今でも彼の労によって年に何回かクラス会みたいなものをやっている。金を賭けない麻雀とか、落語の会とか、仲間の別荘に集まって温泉気分を味わうとか、とにかくキャプテンシーがある。彼はFAXとか手紙でいろんな人を紹介して来る。過日1冊の本が送られて来た。著者は谷口浩(タニグチヒロシ)さんだ。1972年福井県生まれ。この人の人生は、まさに劇的で凄絶で希望に満ちている。谷口浩さんは本の帯にこう書いている。「『自分探し』を否定する人がいますが、僕は、やりたいことを見付けようとジタバタする人を下に見るという風潮が嫌いです。必死で生きるということは何かとジタバタするものではないでしょうか」。彼は今ステージIVの末期癌と闘っている。その中でフィジーで奇跡の語学学校を運営している。すでに2万人以上が卒業している。天国に一番近い島で理事長を務め、フィジーで上場も果たし、ジェットコースターのように資金集めに命をかけている。定期的に慶應病院に診察のために日本に帰って来る。副作用とのすさまじい闘いは、死ぬよりつらいのだ。だが、彼の教育への起業家精神は後退することなく、絶えず前へ前へと向かう、フィジー共和国は7人制ラグビーのW杯で優勝した国だ。ラグビーの鉄則「GO! AHEAD(前へ)」が徹底されている。五体満足のチンタラ人間にぜひ読んでもらいたい。中央公論新社「FREE BIRD 自由と孤独」。近々、診察に来るので友人がぜひ会わせたいと計画してくれている。1日中PCにへばりついている人間ばかりになってしまったが、こんな行動的な日本人もいる。それにしても抗癌剤の副作用とは、生き地獄に等しい。人間は少々金を貯め込み、守りに入ると天はそうさせじと必ず不幸の連鎖を荒波のように押し寄せる。今、日本中で起きている凄惨な身内同士の数多くの事件は、ここに原因がある。近親憎悪なのだ。人のために使ってこそ金の価値がある(私はもうスッテンテン)。金持ちはフィジー共和国へぜひ投資してほしい。アメリカのユダヤ人成功者は天を恐れ寄付活動をする。谷口浩(タニグチヒロシ)氏に会える日を楽しむにしている。癌と闘いながら世界で2番目に大きな語学学校を設立した革命家だ。きっと癌も克服するだろう気力を、本を読んで確信した。

 


1 件のコメント:

しきろ庵 さんのコメント...

会った時のコメント
楽しみにしております。