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2019年5月23日木曜日

「ノータリンとノーリターン」

オマエたちもう少し能はないのかと怒りを通り越して悲しく、情けなく、馬鹿らしくなる。それが朝のモーニングショー。何かが起きると、全局それ一色に染まる。今朝はどこもかしこも元カツーンだか、ガチョーンだか、ガツーンだか知らないが、たかだかチンピラタレントカップルの大麻問題だらけ(女性は現在、個人事務所の役員)。こんな問題より、今日本国は大きな政治課題、激動する国際情勢の中にいる。この夏の選挙、消費税の是非、対中国、対台湾、対韓国、対北朝鮮、そして最大の問題、アメリカとの貿易問題、対トランプ問題、貧富の格差、教育問題、年金や老人介護、児童問題、若者たちの恋愛問題、少子化、脱結婚化、そしてさらに官邸支配による(外国に対してはペコペコだが)国家乗っ取り等々、とても元カツーンだかガツーンだかに時間をかけている余裕はない。全局、官邸の顔色を見て政治経済問題からは、一歩も二歩も365歩も遠ざかっている。辛口のコメンテーターは全員テレビから退場。かろうじてテレビ朝日・報道ステーションの後藤謙次ぐらいしかいない。これはものすごく危険な状態と言わざるを得ない。テレビ朝日の羽鳥慎一フリーアナウンサーなどを見ていると、何だか唇に紅みたいのをつけて、タイコモチみたいのを演じている。だからバカでアホな親不孝者長嶋一茂みたいな男とか、坂上忍とか、見苦しいヒロミとかのほうが、よほどシッカリ物申しているように思ってしまう。宮根誠司なんかはヤル気なしがミエミエであり、日本テレビ、TBSなどは競馬か競艇の予想屋然としている。朝から昼を経て夜まで、ワンパターンを垂れ流す。国家権力とはつくづく怖いと思う。日本は段々とファシズムになっているのではと実感する。羽鳥慎一を見ると気持ちが悪くなってしまう。元朝日新聞の記者であった星浩なんかは、気の抜けたビールになってしまった。早くテレビから退場して物申せと言いたい。カツーンだかガツーンだかの大麻問題より、はるかにトランプの大相撲ジャックとか、強迫外交とか、やることなすことすべて成果なしの日本国外交の問題のほうが重要であり、科学技術大国だった日本がなぜに世界から置き去りになったのか、まったく検証されていない。中国は今やアメリカをも超える科学技術立国になっている。アジアの大学ランキング(イギリスのクアクアレリ・シモンズ社2019年版)で東京大学は11位、京都大学は14位である。教育に投資しない国に未来はない。日本と対中国を比べると、横綱と十両ぐらいの差になってしまった。国家にビジョンがないからだ。資源のない国である日本が今日まであるのは、先人たちの未来への投資であった。ノータリンとノータリンとノータリンたちが、各省庁の利権争いをしているという。いまだにバブル気分が国力を弱めて行く。そして、ウソ、カイザン、インペイとなる。つまり東大法学部卒の人間たちの本性なのだ。大麻問題もそれはイケナイことだが、国家百年の計を論じないマスコミは猛省すべきときに来ている。朝から晩までやって、ウンザリしているワンパターンを見てアレコレ話題にする、オバサン相手、ヒマを持て余しているオジサン相手、スマホに見入るヤジ馬相手を止めるときに来ていると思った。イラン、イギリス、イラク、アフガン、南北朝鮮、アフリカ諸国、台湾、インド、トルコ、イスラエル、フランス、ベネズエラ、メキシコ問題、そしてUSAのイカサマトランプ。世界は激動しているのにこの国はすっかり認知症的になってしまった。根性出せ、根性を、それがジャーナリズムなのだ。床の間の置き物みたいな論調をしている場合ではない。それにしても羽鳥慎一の尖った唇の赤さは、とても気になった。メイクが下手なのだ。まるで明太子みたいだ。「トランプにつるべとられて もらい水」。これが今の日本だ。ケンカはしないのが兵法の第一。ナメられたら終わり、やるならブルッたら負け。(文中敬称略)



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