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2012年3月1日木曜日

「俗悪なモノ」



テレビという媒体は最も凶悪な武器となる。

特にワイドショーというのは最悪だ。
何処のチャンネルもひたすらオセロの中島知子と女占い師(霊能者)でてんこ盛りだ。
ついこの間まで仲間だった中島知子の不幸をこれでもか、ここまでやるかと身も心もズタズタにする。
もし中島知子が自殺でもしたらどうすんだといいたい。

オセロゲームは一瞬にして黒から白に、白が黒にすっかり変わってしまうが、テレビというのも一瞬にしてヒーローを傷だらけにし、スターをボロボロにしてしまう。日本には武士の情とか惻隠の情というのがあった。
困っている人、弱っている人には手心を与えようという美意識なのだ。アホ、バカ達がストーカーよりしつこく調べまくる。何を食ってようが、どんなソファーに座ってようが、路上でキスしていようが、ホテルにしけ込もうが、ホモだろうがゲイだろうが同性愛だろうが、不倫だろうがいずれ本人達がケジメをつけなければならないのだから勝手だろっていいたい。

芸能人とかいう人達は余程我慢強いのかどんなくだらない質問や俗悪な行為にもグッと我慢する。
一人位フザケンナとレポーターをボコボコにするとか、半殺しにするとかして芸能界ハイ、サヨナラという人間が出て欲しい。

私が若い頃、勤めていた会社でこんな事があった。
口うるさい上司が私生活や恋愛の事までネチネチ毎日いっていた。
ある日の午後、又ネチネチが始まった時、バカヤローと大声を発して上司を殴り、倒れた体に馬乗りになりボコボコにした。上司のアゴは割れて完全気絶、そしててめえの顔なんか見たくねえといって辞表をたたきつけてすっぱり辞めてしまった(その人は誰でしょう)。

その間誰も止める人はなし、女子社員は給湯室で拍手をしていた。
その内私もああだ、こうだといっているからやられるかもしれない。但し私は必ず反撃をする習性を持っている。
その上司は反撃する事が出来なかった。病院送りになってしまったからだ。

中島知子よ、人は悩み多き生き物なのだ。
占いだろうが、風水だろうが、おみくじだろうが頼れるものは頼ればいいんだ。
そして落ちるところまで落ちて又頑張ればいいんだ。何かひと言歴史的な言葉や歴史的行動を残せば又オセロゲームの様に一気にスターになるのだ。そんな安直な世の中なんだ。占い師の首玉でもわしずかみにして持って出てくりゃいいんだよ。井上陽水の歌でも唄いながら。

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