11月12日、行ってきました。
ところは、東京国際フォーラム。友人と井上陽水のコンサートへ。
時、あたかもオバマ大統領来日前夜、天皇在位二十周年。皇居前でエグザイルのコンサート・レセプション。もう、警察の黒い集団がビッシリ。昼は、右翼街宣車ガンガン。
エグザイル目当ての若者の渦。何かにつけてモメ事を起こす性分があるので、友人より押さえてと。で、八重洲富士屋ホテルのコーヒーテラスへ、エスプレッソでクールダウン。
6時35分、じゃ、行こうと、コンサート会場へ。
うぁ〜、いる、いる、いる。平均年齢、45、6歳(?)もっと上かもしれない。
7時12分、陽水登場です。いつものファッション。いつものギター。(3本使い分け)
「とまどうペリカン」「ホテルはリバーサイド」「ジェラシー」「少年時代」「最後のニュース」「風とライオン」。私の好きな「傘がない」「背中まで45分」を歌わなかったのが残念だったが、久々の陽水の突き通る様な高い声に痺れる。
何が痺れたか、右足がです。右隣のお客さんが、私の領域まで不法侵入。
中年少女(?)は荷物を足許へ。中年少年(?)と一緒。その荷物を避けるため変則的体位でいたら、右がつって、痺れて痛いのなんの。
丁度、「少年時代」を歌ってました。歌に痺れ、右足は痙って痺れで意識はステージから、右足へ。でも良かった、えかった、痛かった。
ご本人は、例の美川憲一的喋りで、クニャクニャっとしながら皆さんこんばんわ。
謙虚、謙虚で40年やって来ました。最近人がどんどん亡くなるの、なんて。
本当にやりたいことやるには500歳まで生きたいわ、皆さんもお元気でね、なんて。
もう満員の場内、ウケにウケる。アンコールは4曲。「アジアの純情」で総立ち状態。ラストは「いっそセレナーデ」であった。静かにお客をクールダウンさせました。
さすが超一級のプロフェッショナルの構成でした。
日本語の持つ美しさを独自の世界に引き込んで作った、詩的、文学的、哲学的、政治的、叙情的「陽水の世界」でした。
一つの不満は、このハコ物の建築がおよそコンサートを聞くという場になってない事。
アート色がなく、官庁の中で歌を聞いている感じであった。
右翼にも、警察官にも、ガードマンにも、寒い中で頑張っているから中に入って、2、3曲聞かせてあげたらと思った。
みなさん、お元気で、お気をつけて、おさようなら、おありがとう、で、お終いでした。
下りのエスカレータを降りながら、ふと、筑紫哲也を思い出しました。NEWS23のバックミュージックが陽水の曲だったからでしょう。今の時代にどんなメッセージを送ったでしょうか。多事争論、オブジェクションが、陽水の歌とダブって思い出しました。
そうか、陽水の歌はジャーナリズムソングでもあるんだ。
この日私は東京のホテルに泊まるつもりでしたが、どこも満室でした。
歴史は夜つくられるとも言う。
2 件のコメント:
連れて行ってもらった友人です。
先日はありがとうございました。
ちゃんとCDを買って聞いたことはなかったのに
ほとんど知ってる曲でした。
第一線で長年活躍してる財産だな〜と、
感銘を受けました。
最近邦楽を以前より聴くようになり
日本語で伝わってくるありがたさを痛感しています。
いまや UP TO DATE なものを追いかけるより
ベーシックで本当いいものを身近に感じていたいですね。
またいろいろ連れてってください。
最近、Gray gardensという映画をwowwowで見ました。
ドリューバリモアとジェシカラングが主演で
bouvier家の没落のドキュメンタリーを映画化したものですがちょっと面白かったですよ。
井上陽水さんのコンサートですか~。右足は余計でしたが、シビレたでしょうね~!何か安定感がある感じがします。言葉の魔術師、凄すぎますね~!!
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