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2009年11月17日火曜日

人間市場 小黒市篇

小雨そぼ降る十三日の金曜日。


四人での酒席、楽しかった。所は新橋演舞場の入り口斜め前に、かの有名な料亭「金田中」、その斜め前の「くーた」。博多出身のご主人が東京へ進出して来たのです。

ここの魚はとにかく旨い。あんまり旨すぎて、上手く書けない。


友人の広告代理店社長、大泉勉さん(この店の常連)、監督の中野裕之さん、そして、メインゲストはあの「ブルータス」の名物編集長だった、小黒一三さん。永遠の文学青年にして現在ANAの機内誌「翼の王国」、ロハス系の月刊誌「ソトコト」の編集長、自身のラジオ番組「LOHAS TALK」のパーソナリティ。と、まぁここまでは編集者なんですが、この先が凄い人。

一度、ケニアに行った時、美しい空、美しい風、果てしなき大自然、野生の動物たち。それを見ていると、これは俺一人だけじゃなくみんなにも見て貰いたい、よしホテルを建てようと思い立ち、それを建ててしまった人なのです。

「ムパタ・サファリ・クラブ」見事なホテルです。

経済人、小説家、芸能人、画家、写真家、イラストレーター、ファッションデザイナー、スポーツ選手、建築家、広告人等々、その人脈は、アルプス山脈とアンデス山脈とピレネー山脈に丹沢連峰を掛けた位、広く、深く、親しい。

六時半集合、ヒョッコリやって来ました。少しハニカンダ仕草。それ程体は大きくないが、目がクリクリと大きく少年の様に澄んでいる。

口から出て来る話がでかい。単位はほぼ一億から始まる。二億、五億、十億、二十億、五十億と進んで行く。

全てはウァハハハ、ウァハハハ、何て調子。何しろ魅力的なんです。多分、坂本龍馬とか、高杉晋作はこんな人だったんだろうなと思いました。(二人は資金集めの天才でした。)

気宇壮大、構想拡大。夢実現、実に快男児。五十九歳、煙草は駄目、毛蟹は駄目なんて言って、牛タンステーキを喜んでました。焼酎のペリエ割りをグイグイ。中野さんとも意気投合。四人はまるで少年の様に夢を語り合いました。

ケニアで高橋尚子ちゃんとマラソン企画したの。ライオンやヒョウと走るのなんて(?)。今の悩みは、ホテルの屋根が古くなったので、ソーラーに変えたいとか、どっかから出してもらうか、ウァハハハと笑ってました。

カタカナ業界で小黒一三という名を知らない人は間違いなくモグリです。


「くーた」は博多弁で食べたの意味とか。魚料理抜群、牛タン、肉じゃがが安くて旨い店です。「ムパタ」とは世界的に有名な動物画家SGムパタから。

ケニアはエコツーリズムのメッカ。是非一度「ムパタ・サファリ・クラブ」へ行って

ライオンやトラやヒョウと駆けっこして下さい。

運動不足解消、ストレス解消に最適です。

まれに、ライオンやトラのごちそうになる人もいるとか(?)




1 件のコメント:

sakon さんのコメント...

本当にスケールが大きな人なんですね。そんな凄い話しがが聞けて、大変嬉しいです。また東本さんの人脈が山脈になったんですね!!ライオンやトラのご馳走にはなりたくありません。。笑