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2014年7月22日火曜日

「蟻のままで」




三連休を利用してこれはとっておくべしと、溜めてあった新聞を整理した。
いい記事、大切な事と思うのは切り抜き、ノートに貼ったりする。
気がつくと六月末から溜め込んでいた。

そんな中で六月二十六日(木)朝日新聞の「論壇時評・オピニオン」というコラムに目が止まった。作家高橋源一郎が「アナ雪」と天皇。
「ありのままでダメですか」というタイトルをつけて論評を書いていた。
その一部を原文のママ紹介する。

数日前、大ヒット中の映画「アナと雪の女王」を見た(①)。
公開されて数ヶ月を経てなお、空席はなかった。
若くして王である父と母を亡くした姉エルサは、その国の女王として即位する。
けれど、エルサには、大切な妹アナにもいえない大きな秘密があった。
すべてを凍らせる魔法の力を持っていたのだ。

中森明夫はこう書いている。
「あらゆる女性の内にエルサとアナは共存している。雪の女王とは何か?自らの能力を制御なく発揮する女のことだ。幼い頃、思い切り能力を発揮した女たちは、ある日、『そんなことは女の子らしくないからやめなさい』と禁止される。傷ついた彼女らは、自らの能力(=魔力)を封印して、凡庸な少女アナとして生きるしかない。王子様を待つ事だけを強いられる」(②)

その上で中森は、幾人かの、実在する「雪の女王」を思い浮かべる。
その一人が「雅子妃殿下」だ。彼女は「外務省の有能なキャリア官僚だった」が「皇太子妃となって、職業的能力は封じられ」「男子のお世継ぎを産むことばかりを期待され」「やがて心労で閉じ籠ること」になると記した上で、さらに映画のテーマ曲「ありのままで」に触れながら「皇太子妃が『ありのまま』生きられないような場所に、未来があると思えない」と書いた。

この原稿は、依頼主である「中央公論」から掲載を拒否されたのだが、その理由は定かではない。(①)は映画「アナと雪の女王」(②)は「中央公論」掲載拒否!中森明夫の『アナと雪と雪の女王』独自解釈(ネット掲載、サンデー毎日七月六日号にも。

この他に上野千鶴子の「人の一生を『籠の鳥』にするような、人権を無視した非人間的制度には、誰にもなってもらいたくない」論や、赤坂真理、原武史、堀江貴文らの論評を紹介していた。コラムはほぼ五段分を使用していた。
その最後に皇太子の移動のための交通規制で足止めを食った堀江貴文が「移動にヘリコプターを使えば」とツイートした。それに対して、皇室への敬愛が足りないと批判が殺到した。

皇太子のことを何だと考えているかとの質問に、堀江は簡潔にこう答えた(⑥)。
「人間」いいこというね、ホリエモン。であった。

女性天皇制については、秋篠宮家に男児が生まれた瞬間に止んでしまった。
「アナと雪の女王」も見る人によって解釈いろいろだ。
私は「ありのまま」ではなく「蟻のまま」で生きていく。

かつてサントリーモルツの名作コマーシャルで。萩原健一が蟻ん子たちに向かって、もっと働け!といったのを思い出した。ハイ!一生懸命働きます!(⑥)は(@takapon_jp)によるつぶやきとのことです。あなたは、どんな「ありのまま」の姿でしょうか(?)じっと我慢はいけません、私以外の人に思い切りあたり散らして下さい。

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